車の下回りが錆びているけど修理費用の相場はどのくらいなの?

 

「車の下回りがサビているけど、これを修理すると費用はどれくらいかかるんだろ??」

車の下回りは、普段車を使われている場合では、雨水程度でサビることはあまりありません。

なぜなら車の下回りは基本的にステンレスでできているからです。

しかし車の底以外は、アルミや鉄が使われているため、箇所によってはサビが発生します。

車の下回りがサビついている場合、修理費用はどれくらいかかるのでしょうか??

今回は、車の下回りのサビを修理するときの修理費用の相場はどれくらいなのかについてご紹介します。

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車の下回りのサビを修理するのにかかる費用の相場はいくらか??

車の下回りでとくにサビが発生しやすいのは、リアフェンダーの下のあたりのタイヤハウス部分です。

軽自動車は自動車メーカーに関わらずサビは発生しやすいですが、普通車ではトヨタ・スバルの車はサビが出にくい傾向にあります。

またキズを修理した部分でも、とくに溶接した部分はサビが発生しやすいです。

それに対してバンパーがサビにくいのは、素材がプラスティックやFRP素材が使われているからです。

では、具体的に車の足回りのサビを修理するときに、どれくらいの費用がかかるのか、車種の具体例をあげていきながらみてみましょう。

ホンダ・RF2ステップワゴン

車の中でも最もサビやすいリアフェンダー部分のサビです。

とくに跳ね上げ水がかかりやすいタイヤの上部分はサビがひどくなります。

リアフェンダーがサビやすいのは、外側パネルと内側パネルの2枚が重なった部分になり、跳ね上げた水がなかなか乾かないところなのです。

しかもパネルが2枚重なることで、外気。内気の気温差によって結露が生じてしまい、サビが発生してしまいます。

作業としては、ボディのサビの部分をカット・溶接して修理をすすめていきます。

その後パテをつけ、パテを削りながら形を整えていくのです。

その後は車のボディカラーに合わせた塗装をしていくと修理が完成します。

これらの作業の結果、修理にかかった費用は以下の通りです。

<ホンダ・ RF ステップワゴンのサビの修理費用>
●リアフェンダーのサビ部分の切り落し・溶接10,000 円程
●リアフェンダーのソリット塗装32,000 円程
●その他塗装代金など3,000 円程
合計45,000 円程

三菱・H31Aミニカ

先ほどのステップワゴンと同じように、両側リアフェンダーをカットして修理しなければいけない状態の車です。

リアフェンダーのサビを削り落とすのにも限界がありますので、削り落とせない場合は思い切ってカットしてから溶接する方法をとることになります。
その後はパテを塗って整形し、ボディを塗装することで修理は完成します。

このミニカの場合は、修理してから2年経ってからも少しずつサビが発生するようになりました。

将来的には車の買い替えを考えたほうがいいかもしれませんね…。

これらの作業の結果、修理に以下の費用がかかりました。

<三菱・ H31A ミニカのサビの修理費用>
●左右リアフェンダーのカット・溶接代23,000 円程
●左右リアフェンダーの塗装45,000 円程
●その他塗装代金など6,000 円程
合計74,000 円程

先ほどのステップワゴンとは違って、リアフェンダーをカットする作業が入ると、修理費用も高額になることが分かります。

アウディ・TTタイプ8N

サイドシル(左右ドアの下部分)も、水の跳ね上げを直接受けるところでサビの影響を受けやすいところです。

先ほどご紹介したのと同じように、サイドシルもパテを削って整形するという作業をくり返すことで修理を行なっていきます。

これらの作業の結果、修理に以下の費用が発生しました。

<アウディ・ TT タイプ 8N のサビの修理費用>
●サイドシル ( ロッカーパネル ) の板金費用8,000 円程
●塗装費用29,000 円程
●その他8,000 円程
合計45,000 円程

輸入車は板金で修理すると安く済みますが、サイドシルを交換するとなると部品代だけでも高額になりますので、できる限り修理で済ませたいものですね。

スバル・RCR2

R2はスバルの軽自動車ですが、先ほどのTTと同じようにサイドシルの修理になります。

作業工程はTTと同じですが、車種によって修理費用に差が出てきます。

では作業の結果、必要になった修理費用をみてみましょう。

<スバル・ RC R2 のサビの修理費用>
●サイドシルの板金費用19,000 円程
●塗装費用34,000 円程
●その他ドアの取り外し代など9,000 円程
合計64,000 円程

もし板金ではなく、サイドシルを交換すると、以下のような費用が必要になります。

<スバル・ RC R2 の部品の交換費用>
●サイドシルの部品代16,000 円程
●サイドシルの交換工賃18,000 円程
●サイドシル塗装費用32,000 円程
●ドアの取り外し代工賃7,000 円程
●その他4,000 円程
合計77,000 円程

新しい部品に交換したほうが費用は高くなりますが、R2の場合は板金とそれほど費用は変わりませんので、新しい部品に交換するのも視野に入れることができるでしょう。

このように車種によって下回りのサビの修理費用は異なります。

フェンダー部分の切り落し・溶接の費用相場は10,000円程、カット・溶接になると30,000円程が相場です。

サイドシルの板金費用の相場は10,000~30,000円程と思っておくといいでしょう。

車種によって修理費用は大きく異なりますし、先ほど例にあげたR2のように、新品の部品と交換しても、修理費用と大差がない場合は、部品の交換を視野に入れることも考えてみてくださいね。

車の下回りのサビを進行させないために気をつけることとは??

車の底はステンレスが使われているため、基本的にはサビが進行しにくいようにはなっていますが、ただ積雪・凍結地域にお住まいの方、ウインターシーズンに積雪・凍結地域に出向かれる方は、車の下回りにサビを進行させないためにも注意するべきことがあります。

ではその注意点についてご紹介します。

下回り洗車をマメに行なう

まずはできる限りマメに下回りの洗車をすることです。

積雪・凍結地域の道路には凍結防止剤がまかれていることをご存じですか??

降った雪が昼間の気温で溶けてしまい、それが夜になると凍結してアイスバーンになってしまいます。

アイスバーンになるとスタッドレスタイヤを装着していても、走行が難しくなるのです。

車が安全に走行できるために各地方では凍結防止剤がまかれるのですが、この凍結防止剤の成分が塩化ナトリウムといって、車の下回りにサビを発生させる原因となります。

簡単にいえばこの凍結防止剤を水で洗い流すことで、下回りのサビを防ぐことができるのです。

下回りといっても、車の底だけ洗車するのではなく、今回ご紹介したリアフェンダーやサイドシルなど、凍結防止剤が含まれた跳ね上げ水のかかりやすいところもしっかり洗い流しましょう。

それだけではなく、ブレーキローター部分にもしっかり水をかけて洗い流してください。

実はブレーキローターを装着している部分もすごくサビが発生しやすいのですが、この部分の凍結防止剤をきちんと洗い流しておかないと、ローター部分のサビによってブレーキが利かなくなる場合があるのです。

あとタイヤの根元にあるサスペンションに関してもサビが発生するところです。

サスペンションにサビが発生すると乗り心地が悪くなることはもちろんのこと、サスペンションからの異音が発生する場合があります。
最悪の場合、サスペンションを交換しなければなりません。

サスペンションは1台分(4本)で100,000円ほどしますし、これがエアサスペンションだと1台分で400,000円以上する場合もあります。

下回りのサビは時折、このように命の危険をさらす場合がありますので、マメに下回り洗車することは本当に大切ですよね。

下回り洗車を簡単に行なう方法

積雪・凍結地域にお住まいの場合はとくに、面倒であっても車を使ったその日に、下回り洗車することをおすすめします。

最近ではガソリンスタンドの洗車機に、100~200円くらいの料金で足回り洗車があります。

車の下部に高圧の水が噴射され、凍結防止剤を洗い流してくれますので、簡単に下回り洗車を行なうことができますよ。

私は積雪・凍結地域に出向いたときは、自宅に帰る前にガソリンスタンドで下回り洗車を行ないます。

それだけでなく洗車機では対応できないブレーキローター部分やサイドシル部分は、バケツの水を汲んでくるか、高圧洗車のホースを利用して、徹底的に凍結防止剤を落とし切っています。

サビは車の機関を劣化させる原因ですので、車が不具合を起こさないようにサビを防ぐようにしましょう。

下回りがサビない車はあるのか??

毎回下回り洗車をしていては面倒なので、下回りがサビない車があれば楽ちんと思いますが、金属は水と酸素が触れる以上、サビを発生させてしまうため、下回りをサビさせないことは不可能です。

ただ金属でも台所の素材でも使われているステンレスはサビにくいですので、車の下回りにはよく使われています。

車種別にみると、軽自動車はサビには弱い印象が強いです。

北海道や東北を車で走っていると、リアフェンダーやサイドシルのサビの進行がひどく、今にも剥がれ落ちそうになっている車の多くは軽自動車です。

ただ先ほどご紹介したような手入れをきちんとしていると軽自動車でもサビを防ぐことはできますよ。

積雪・凍結地域にお住まいの方からよく聞くのは「トヨタ車はサビにくい」という声はよく聞きます。

どの車種であってもサビを防ぐためにはきちんと下回りを洗車するということですね。

またディーラーや整備工場では防サビ施工をしてくれるところもありますので、防サビ施工に加えて普段の下回り洗車をすれば、下回りのサビの修理に大金をかけなくて済むでしょう。

さいごに

今回は、車の下回りのサビを修理するときの修理費用の相場はどれくらいなのかについてご紹介しました。

車の下回りのサビを修理するのは簡単なことではなく、フェンダーを切り落としたり、溶接するなど、私たちが思っている以上に作業には手間がかかります。

フェンダー部分の切り落し・溶接の費用相場が10,000円程、カット・溶接の費用相場が30,000円程、
サイドシルの板金費用相場が10,000~30,000円程です。

車種によってはこれらの修理費用より高くなる場合がありますので、修理の見積りをとる際は、新品に交換したときの見積りも合わせて出してもらって、修理にするか交換にするかを考えるのも1つの方法です。

修理・交換には高額な費用がかかりますので、できることなら車の下回りにサビを発生させたくないもの。

そのためには下回りの洗車をマメに行なうことをおすすめしました。

ガソリンスタンドにある下回り洗車を使えば楽に洗車することはできますが、リアフェンダー、サイドシル、サスペンション、ブレーキローターまでは洗浄されない可能性がありますので、その部分に関しては自分で水をかけるなどして、洗車するようにしてください。

とくに積雪・凍結地域を走行される方は、道路にまかれている凍結防止剤はサビを発生させる大きな要因ですので、きちんと下回り洗車を行なってください。

今回の記事を参考に、車の下回りのサビを修理するときの修理費用相場について知っていただき、できるだけサビを発生させない努力も合わせてしていきましょう。

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