「車の下回りが錆びているけど車検ってちゃんと通るの?」
何て疑問はありませんか?
積雪・凍結地域を走行する車はとくに、車の下回りをみると錆びが発生していることが多くあります。
その原因は積雪・凍結地域の道路にまかれている凍結防止剤が原因の1つです。
普段は都市部に住んでいて、ウインタースポーツでたまにしか積雪・凍結した道を走らない方も要注意です。
下回りが錆びていると、車が本来の状態ではないので、車検に合格できないのではと心配になりますよね。
下回りが錆びていると車検に合格することはできないのでしょうか??
今回は車の下回りが錆びていると車検は通らないのかについてご紹介します。
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もくじ
車の下回りが錆びていると車検は通らないのか??
冒頭では積雪・凍結地域を走行する車は下回りの錆びが発生しやすいとお伝えしましたが、錆びは水と酸素があれば発生する環境が整っていますし、そこに塩化ナトリウムが加わると錆びの度合いが激しくなります。
凍結防止剤には塩化ナトリウムが含まれていますし、海岸沿いに保管されている車も潮風で車の下回りが錆びやすい傾向にあるのです。
車検の検査項目として下回りの検査があります。
このときに下回りが錆びていると、車検に合格することができないのかについてみていきましょう。
車検での下回り検査のチェック項目
自分で陸運局に出向いて車検を受ける「ユーザー車検」を受けたことがある方はご存じだと思いますが、車検の際は、検査員が車の底を懐中電灯で照らしながら下回りをチェックします。
検査員が車の下にもぐるのではなく、車が通るレーンの地下に検査員が待機していて、そこから車の下回りをチェックするのです。
下回り検査でチェックされる項目は「オイル漏れ」「穴があいていないか」です。
これら2つの症状がなければ、下回り検査の項目については合格ということになります。
ただこれら2つの項目の合格を阻むのが、まさに「錆び」なのです。
下回り全体が錆びに覆われているような状態であれば、基本的に車検は合格できます。
街なかを走っている車で、下回りが錆びている車はほとんどありませんし、むしろ普段あまり乗られていない車のほうが下回りの錆びがひどい場合があります。
自転車をイメージしてもらうと分かるように、普段乗られている自転車はあまり錆びが目立ちませんが、長期間放置されている自転車はさまざまなところが錆びに覆われていますよね。
それと同じなのです。
車の下回りの錆びが進行すると、その部分の金属が腐食し、やがて穴をあけてしまうことになります。
この腐食や穴が原因となって、車検に不合格となってしまう場合があるのです。
では具体的に、車の下回りの錆びが進行することで、どのような車検項目が不合格になってしまうのかをみていきましょう。
ブレーキ
ブレーキはきちんと制動しないと命に関わる部分ですので、車検でもきちんと検査されます。
錆びがブレーキにどのように影響を与えているのかというと、ブレーキキャリパーに錆びが付着すると、ブレーキの片利きの原因になってしまい、車検に合格することができないのです。
その他、パッドに錆びがあることでブレーキが正常に作動しなくなり、これもやはり車検に合格することができません。
また錆びが進行するとブレーキドラムにも損傷をきたし、そこから液漏れを起こしてしまいます。
そのことからブレーキの制動が正常ではなくなるため、ブレーキ機関をきちんと整備しないと車検に不合格になってしまいます。
ステアリンググラックブーツ
ステアリンググラックブーツは車の下回りにある部品で、ブーツが錆びや劣化で破れている場合は車検に合格することができません。
ステアリンググラックブーツはゴム製品ですので、錆びが付着するとすぐに破れてしまい、ステアリングを切って右左折するたびに下回りからカタカタと音が鳴ります。
この部品の不備で車検に不合格になる方がたくさんいらっしゃいますので、下回りが錆びている方は要チェックです。
ドライブシャフトブーツ
ドライブシャフトブーツは、車軸付近にあるゴム製の部品で、ステアリンググラックブーツと同様に、錆びが付着すると劣化が激しくなりますので、すぐに破れてしまいます。
ドライブシャフトブーツの錆びは、ジョイント部分から錆びが発生している場合もありますので、錆びの発生源がどこなのかを追求したうえで、車検を通す必要があります。
マフラー
錆びはステンレスでできているマフラーでさえも、穴をあけてしまう場合があります。
マフラーに穴があくと、排気漏れやジョイント漏れを起こす場合があるのです。
それだけでなく、マフラー音が大きくなることから、その音量で車検に合格できない場合もあります。
小さな穴であれば、パテで埋めることが穴をふさぐことができるため、穴さえふさがれば車検に合格することができます。
ただこの作業を自分でするとなると、車の底にもぐって作業をしなければいけませんので、かなり手間です。
ましてやジョイント漏れを起こしている場合は、マフラーの連結部分から排気漏れが起きているということですので、修理の難易度はあがります。
もし廃棄漏れしている穴があれば業者に修理依頼することをおすすめします。
ショックアブソーバー
ショックアブソーバーは、道路から車への衝撃を吸収するパーツです。
錆びによってショックアブソーバーに穴があくと、そこからオイルが漏れてしまい車検が不合格になってしまいます。
とはいっても、普段なかなかショックアブソーバーからのオイル漏れをチェックすることはないですが、駐車したあとのアスファルトをみて、オイル漏れの痕跡があるようなら、どこかからオイル漏れを起こしている証拠です。
車の下回りが錆びている車を車検に合格させる方法とは??
車の下回りが錆びているだけだと車検に合格することはできますが、先ほどご紹介したように、錆びによってオイル漏れ、排気漏れを起こしている場合は、車検に合格することができません。
車検に通す前に下回りの錆びを落とす必要はありませんが、マフラーなどに錆びが付着していて、オイル漏れや排気漏れを止める修理をするときは、錆びを落とす必要があります。
錆びを落とすのは簡単なようで難しいですし、費用もそれなりにかかります。
例えばリアフェンダーやサイドシルの錆びを落とすだけでも100,000円程の見積りが出る場合がありますので、それにプラスして穴を埋めるとなるとさらに費用がかかるでしょう。
基本的にオイル漏れ、排気漏れを起こしている場合は、ディーラーや整備工場で錆び落としの作業をしてもらったあと、錆びによって劣化した部品を交換してもらう必要があります。
つまりあなたの選択肢は、錆びの影響を受けたパーツを「修理するか」「交換するか」です。
パーツによってどちらのほうが安く済むかはそれぞれですので、整備工場に両方の見積りを出してもらうことをおすすめします。
部品の交換を考える場合は、新品部品でなくても、リビルト品や中古品を利用することも選択肢としてあげられます。
ただ中古品は商品の状態次第では劣化が進んでいるものもありますので、ここでおすすめするのはリビルト品です。
リビルト品は一度使えなくなった部品を修理して、再度使えるようにした部品で、ディーラーでもリビルト品を使用することがあります。
私もサスペンションのリビルト品を使ったことがありますが、ディーラーの営業マンに何度も「リビルト品って大丈夫なの??」と尋ねたところ、基本的には大丈夫ですし、半年間の保証があるため、もし何か不具合があっても無料で交換してくれるそうです。
マフラーやショックアブソーバーを新品で購入するとなると高額ですので、整備工場で修理するときに、リビルト品の取り扱いがないのかを確認するといいでしょう。
錆びによってできた穴がパテで塞がるようであればパテ埋めをおすすめしますが、このようにリビルト品を使ってできる限り修理にお金をかけずに修復していくことで、車検に合格させることができるということも知っておいてくださいね。
錆びの修理や交換についてはこちらの記事をご覧ください。
車の下回りが錆びている車を高価買取してもらう方法とは??
車の下回りが錆びていることで、修理・交換しなければいけない部品が多くなったり、最悪の場合は高額な費用を支払って修理しなければ車検に合格できない車もあるでしょう。
そんなときは「そこまでして車検に通す必要があるのか」と考える必要があるかもしれません。
もし車検を通さないと決めた場合、その車を廃車にするのではなく、ネットを使った「車の一括査定サイト(無料)」を利用して車を売却することをおすすめします。
一括査定サイトを利用すると、車の下回りが錆びている車であっても高価買取してくれる買取業者が、あなたに「車を査定させてほしい」と連絡してきます。
複数の買取業者が連絡してきますので、できることならすべての買取業者に車を査定してもらって、一番高い買取金額をつけた買取業者に車を買取りしてもらいましょう。
ここで「なぜ買取業者は、車検も通らないような下回りが錆びた車を高く買取りするの??」と疑問に思うでしょう。
買取業者は自社工場か提携している整備工場があるため、そこに格安で部品の修理・交換を依頼して、車を修理してしまうのです。
車検が通る状態にしていれば、いつお客様がその車を見に来ても高く販売することができます。
このような流れで買取業者は、下回りが錆びた車であっても利益が出るように転売しているため、「自分の車は下回りが錆びているし買取りなんてしてくれないよ…」と自分で判断するのではなく、一度一括査定サイトを利用することをおすすめします。
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さいごに
今回は車の下回りが錆びていると車検は通らないのかについてご紹介しました。
車の下回りは基本的に錆びが付着しているもので、下回りが錆びているからといって車検に合格しないわけではありません。
下回りが錆びたことで、部品に腐食がみられ、とくに「オイル漏れ」「排気漏れ」している場合は車検に合格できなくなります。
下回りに錆びが発生することで厄介なのが、錆びによって部品に穴があき、そこからオイルや排気が漏れることなのです。
車検合格の基準として、下回りから漏れているものがあると車検には合格できませんので、もし錆びによる穴が確認できた場合は、その部分の錆びを取り除き、穴をふさぐ修理を行なったうえで、車検に合格する必要があります。
ただ錆びを取り除いて穴を埋める作業は、場合によっては高額になる場合がありますので、新品部品への交換またはリビルト品に交換した場合の見積りをとって、金額を比較してから決めるといいでしょう。
どの方法でも費用が高額で車を売却することを考えるのであれば、車の一括査定サイトを利用して車を売るのも1つの方法です。
車検に合格できないくらい下回りが錆びた車でも高価買取してくれる業者がきっと見つかりますよ。
今回の記事を参考に、下回りが錆びた車のどこをチェックしたうえで車検に通すべきかを確認してみてくださいね。
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