「車のエンジンがかかっている状態のときに、車の底からカラカラって音がなるんだけど、これっていったい何?修理できるのかな??」
車のエンジンがかかっているときに車の底から異音が聞こえるのは、マフラーから音が鳴っている可能性が考えられます。
マフラーから異音がなっている場合、その原因は何なのでしょうか??
原因が分かったとき、ディーラーや整備工場でマフラーを修理してもらうことはできるのでしょうか??
今回は車のマフラーからカラカラと異音がするときの原因と、その修理ができるのかについてご紹介します。
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もくじ
車のマフラーからのカラカラ音の原因とは??
車のマフラーから聞こえるカラカラ音は、どのような状況のときになっているかを把握する必要があります。
ここでは状況を4パターンに分けてみていきますね。
エンジンが冷めているときの異音
車のエンジンを始動させたとき、つまりメーターにある水温計(H・Cの表示があるメーター)がC(Cool)の位置にあるときに、マフラーから異音が聞こえる場合があります。
機関に問題がなければ水温計がCであってもマフラーからの異音はありません。
もし異音が聞こえる場合は、アイドルアップが原因の可能性が高いです。
アイドルアップとは、エンジンが冷めているときにエンジンを始動させると、最初は高回転でエンジンが暖まるのを促していますよね。
このときはエンジンだけが冷めているのではなくマフラーも冷めているため、普段鳴らない音が聞こえるときがあるのです。
ただこの場合はエンジンやマフラーが冷えているのが原因なのであって、マフラーに問題あるわけではありません。
車のエンジンやマフラーが暖まるのを待つだけで音は解消されるはずです。
車の停車しているときの異音
エンジンやマフラーが冷えている・暖まっていることは関係なく、また気温の低い・高いに関わらず、エンジンを始動させてから金属音がする場合は、遮熱板が変形してマフラーに干渉している可能性が高いです。
遮熱板は車の底の前方に取り付けられているパーツで、マフラーの中で最も暑い部分と何か燃えやすいものが接触したときに過熱延焼を防ぐためのものです。
遮熱板は車の前方についているだけに、凹凸の激しいところを走っているときに道路と干渉してゆがんでしまうことも多々あります。
遮熱板のゆがみや外れかかっていることが原因で異音が聞こえることがありますので、異音が聞こえたときは遮熱板を確認してみましょう。
マフラーの根元にもエキゾーストマニホールドとよばれる遮熱板は、かなりの高温になるだけでなく、前にエンジンが搭載されている車の場合は雨風や凍結防止剤などで腐食・破損することが多いです。
そこに車の振動が加わることで異音が大きくなるときがあります。
この場合は板金・溶接といった修理をするか、新品の部品に交換する必要があるでしょう。
ちなみに遮熱板は前側が7,000円程、後ろ側が4,000円程、ビスが500円程、工賃が10,000円程ですので、合計20,000円以上の金額を見積もっておく必要があります。
車が走行しているときの異音
先ほどご紹介した遮熱板からの異音は、車が走り出すと音がしなくなりますが、走行中に音がなるのであればマフラーがどこかに干渉している可能性が高いです。
以前に事故に遭って完全な修理が行なわれていなかったり、駐車場の車止めにマフラーを当ててしまうなどして、マフラーハンガーがゆがんでいなければ走行中に異音がなるというケースは少ないです。
その他に考えられる要因は、マフラーを社外品の砲弾マフラー(太いパイプのマフラー)に交換している、取り回しの異なるマフラーに交換している、下回りのパーツを交換している、車高を下げているといったものがあげられるでしょう。
車が停車しているときに異音が鳴らないのは、車が振動しているものの偶然にも他と干渉していないためです。
いずれにしても干渉している可能性が高い場合は、マフラーを丁寧に点検しながら干渉している箇所を見つける必要があります。
第1段階の対処法として、マフラーを吊り下げるときに使われているハンガーゴムを交換することをおすすめします。
ハンガーゴムには、マフラーを干渉している部分から離すための長めのハンガーゴムや、マフラーの動きを防ぐための硬めのハンガーゴムなどさまざまな種類ものが販売されています。
ハンガーゴムはオートバックスのようなカー用品店でも販売されていますよ。
ハンガーゴムは2,000円程、工賃は1,000円程ですので、合計で3,000円程で修理することが可能です。
それでもマフラーの異音がなくならない場合は、マフラーハンガーを加工する、マフラーの湾曲を修復するなど、大がかりな作業が必要ですので、ディーラーや整備工場などに作業を依頼しましょう。
マフラーから爆音が出るとき
マフラーから爆音が出る場合は、マフラーからの排気漏れがひどい、サイレンサー(たいこ)の内部が劣化して消音機能が損なわれていることが考えられます。
社外マフラーであればサイレンサーを装着することで爆音を対処することができるのですが、車の年式が2010年4月以降に生産された車の場合は、脱着式サイレンサーは車検に合格することができなくなりましたので、面倒ですがインナーサイレンサーを取り付けなければいけません。
ただそこまでするのであれば新品のマフラーに交換したほうが安くつきますよ。
もしマフラーを交換したわけでもなく爆音が出る場合は、マフラーの寿命が考えられますので、マフラーを交換することをおすすめします。
マフラーを交換するといっても中古品は寿命が短いうえに、購入後すぐにダメになってしまうマフラーもあります。
そうなると工賃も無駄になりますので、中古マフラーへの交換はおすすめできません。
もしサイレンサーを交換する場合は、部品代が30,000~80,000円、工賃が5,000~6,000円ですので、合計で最大86,000円程の費用がかかります。
マフラーを丸ごと交換するとなると40,000~150,000円程かかる場合がありますので、マフラーに異常を感じたときは高額な出費を覚悟しなければいけません。
カラカラ音が聞こえる車を高価買取してもらう方法とは??
車のマフラーからカラカラ音が聞こえてきた場合、ハンガーゴムを交換して音がなくなるのであれば数千円で済みますが、サイレンサーやマフラーを丸ごと交換するとなると、数万円から数十万円もの費用が必要になります。
マフラーの点検そのものはディーラーや整備工場でも無料で行なってくれるところがほとんどですので、マフラーからカラカラ音が出た場合は、まずは原因をつきとめましょう。
その後修理の見積りを出してもらった結果、高額になるようであれば「この車をこのまま乗り続けるべきか??」を考えてみてください。
もし車を手放すことを考えたとき「マフラーからカラカラ音が出ている車なんて高く買取りしてもらえないでしょ??」と思われるかもしれませんが、その心配は必要ありません。
車を売却することを決めたときは、ネットを使った「車の一括査定サイト」の利用をおすすめします。
一括査定サイトには何百社もの買取業者が登録されており、あなたが一括査定サイトを利用したときに、その中からあなたの車を高く買取りしてくれる業者を紹介してもらえます。
先ほどのあなたの不安であった「マフラーのカラカラ音」ですが、音が鳴っていたとしても車を買取りしてくれますよ。
もちろん買取金額が0円ではなく、きちんとした買取金額をつけてくれる業者がほとんどです。
ただマフラーが故障しているとマイナス査定にはなってしまいますので、正常な車を買取りしてもらうよりかは、数万円の減額を受けることは避けられません。
だからといってマフラーを修理・交換してから査定に出すと、結局修理・交換費用のほうが高くついてしまい、あなたが損してしまいますので、車に故障箇所があってもそのままに姿で買取りに出すことをおすすめします。
複数の買取業者があなたの車を査定しにきますので、それぞれの業者が提示した買取金額をみて、一番高い買取金額をつけた買取業者に車を売ることで、お得に車を手放すことができますよ。
わざわざマフラーを修理に出す手間も省けますので、楽に車を売ってしまうことが可能です。
ぜひ一括査定サイトを利用してみてくださいね。
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さいごに
今回は車のマフラーからカラカラと異音がするときの原因と、その修理ができるのかについてご紹介しました。
エンジンやマフラーが冷めているときに聞こえるマフラーの異音は、両方が暖まれば鳴らなくなることがほとんどですので、とくに修理・交換を考える必要はありません。
しかし走行中に異音がなったり、爆音がなるときは部品の修理・交換が必要です。
部品の修理・交換にかかる必要をまとめると、以下のようになりましたね。
遮熱板の交換 | ハンガーゴム交換 | サイレンサー交換 | マフラー交換 | |
部品代金 | 11,500円程 | 2,000円程 | 30,000~80,000円程 | 40,000~150,000円程 |
工賃 | 10,000円程 | 1,000円程 | 5,000~6,000円程 | 15,000~20,000円程 |
合計 | 21,500円程 | 3,000円程 | 35,000~86,000円程 | 55,000~170,000円程 |
サイレンサーやマフラーの交換までするとなると、相当なお金が必要になるので、よっぽど「車に愛着があり車のエンジンが壊れるまで乗り続けたい」という場合でなければ、車を手放すことを考えるのも1つですね。
もし車を売却に出す場合は、車の一括査定サイトを利用することで車を高く売ることができますよ。
今回の記事を参考に、マフラーからカラカラと異音がするときの原因を知っていただき、もし修理できないくらい高額であれば車を売ることも考えてみてくださいね。
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