「軽自動車の名義を変更しようと思うんだけどどこでしたらいいの?」
「軽自動車の名義変更に必要な書類は?」
「軽自動車の名義変更にはどのくらいお金がかかるもんなの?」
なんてあなたは疑問に思っていませんか?
軽自動車を自分の名義に変更する際は、陸運局で名義変更の手続きをしなければいけません。
手続きを車屋さんに代行してもらうことは可能ですが、その場合は代行手数料として10000円程かかるのが一般的です。
「10000円もかかるということは名義変更の手続きは簡単ではないんだな…」と思われますが、実は名義変更の手続きはそれほど難しいものではありません。
ご自身でやってみると分かりますが、陸運局が空いていれば20分程で手続きは完了します。
今回は軽自動車の名義変更に必要な書類とその書き方、名義変更の際に必要な費用についてご紹介します。
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もくじ
軽自動車の名義変更はどのように進めていくのか??
軽自動車の名義変更は陸運局で行ないますが、いきなり陸運局へ出向いてはいけません。
まずは必要な書類をそろえてから陸運局に出向かないといけないのです。
「これから軽自動車の名義変更をする!」という方のために、軽自動車の名義変更をするためにはどのように動けばいいのかを時系列でみていきたいと思いますので、順を追って名義変更手続きを進めていきましょう。
不備があるとせっかく陸運局まで出向いたのに、また家に戻らないといけない…ということもあります。
①お住まいの市役所(または区役所)に出向く
軽自動車の名義変更をするためには、自分の住所がわかる書類を取得する必要があります。
軽自動車の場合は「住民票」があれば十分です。
もちろん普通車の名義変更のように印鑑証明書でも問題はありません。
住民票発行にかかる費用は300円程度(市区町村により異なる)です。
ちなみに住民票などの役所で発行される書類の有効期限は3ヶ月以内のものに限られますので、それより古い書類をもっていったとしても、名義変更手続きを行なうことはできませんのでご注意ください。
②陸運局へ出向く
住民票を手にできれば、陸運局へ向かうことになります。
陸運局に出向く前に、以下の6点を忘れないように必ず持参してください。
1. 自動車検査証(車検証)
2. 住民票または印鑑証明書
3. 新所有者・使用者の印鑑(認印)
4. 旧所有者の印鑑(認印)
5. 申請依頼書(委任状)
6. ナンバープレート前後2枚
1.は、名義変更前は旧所有者の名前や住所になっていますので、それらを自分(新所有者)の名前や住所に書き換えないといけません。
2.は、①でお伝えしたように3ヶ月以内に発行された住民票があれば、陸運局は名義変更の手続きを行なってくれます。
住民票に関しては個人情報漏洩の観点から、マイナンバーが記載されていないものを提出する必要があります。
3.は、③でご紹介しますが、陸運局で入手する書類に新所有者の印鑑を押印するところがありますので必ず印鑑をもっていきましょう。
4.は、新所有者と旧所有者が一緒に陸運局へ出向いて名義変更をする場合は、旧所有者の方にも印鑑をもってきてもらわなければいけません。
陸運局で入手する書類に旧所有者の印鑑を押印するところがありますので、その際に旧所有者の印鑑が必要になるのです。
5.は、もし旧所有者の方が新所有者と一緒に陸運局へ出向くことができない場合、旧所有者の方に申請依頼書(委任状)を記入してもらい、印鑑を押してもらう必要があります。
この書類があれば新所有者だけで名義変更手続きを行なうことができます。
6は、旧所有者の住所から新所有者の住所へ変更する場合に、同じ陸運局の管轄地域であればナンバープレートを持参する必要はありません。
例えば旧所有者の方が品川ナンバー管轄の住所で、新所有者も品川ナンバー管轄の住所であれば、陸運局へナンバープレートをもっていく必要はないのです。
言いかえると、旧所有者の方が品川ナンバー管轄の住所で、新所有者が足立ナンバー管轄の住所である場合は、ナンバープレートが変わりますので、陸運局へナンバープレート前後2枚を持参して返納する必要があります。
ちなみに軽自動車の名義変更の際は、陸運局に車両を持ち込む必要はなく、今お伝えしたようにナンバープレート前後2枚さえあれば名義変更することができます。
仮に品川ナンバーから足立ナンバーのように、ナンバープレートの内容が変わるとしても、陸運局に車両の持ち込みは必要なく、ナンバープレートだけで名義変更手続きが可能です。
これが普通車の場合、ナンバープレートの内容が変わるとなると、後ろのナンバープレート部分に封印(アルミでできた丸い金属・管轄陸運局の地名が刻印されている)してもらう必要があるため、陸運局に車を持ち込まないといけません。
あと心配されがちなのが「車庫証明」なのですが、軽自動車については地域によって車庫証明が必要であるところと、そうでないところがあります。
もし車庫証明が必要でない地域あれば、上記の1~6の書類を持参するだけで大丈夫です。
車庫証明が必要な地域については、陸運局へ出向く前に最寄りの警察署へ出向いて車庫証明の申請手続きをする必要があります。
車庫証明は申請してから許可が下りるまでに1週間前後の日数が必要ですのでご注意ください。
車庫証明の許可が下りれば、先ほどの1~6の書類に加えて、警察署から受け取った車庫証明の書類をもって陸運局へ出向きましょう。
③陸運局で必要な書類を入手する
②でお示しした書類をもって陸運局へ出向き、陸運局に到着すれば以下の3つの書類を入手しましょう。
7. 自動車検査証記入申請書(「軽第1号様式」または「軽専用第1号様式」)
8. 軽自動車税申告書
これらの書類に関しては陸運局で無料配布しています。
つまりナンバープレートが変わらない場合は、名義変更手続きは無料でできます。
もしナンバープレートが変更になる場合は、新しいナンバープレート代金として1440~1740円(都道府県により異なる)が必要になります。
これら7~8の書類を陸運局で記入・完成させて、②でお伝えした書類を提出すると軽自動車の名義変更手続きは完了します。
陸運局で入手した書類の書き方とは??
先ほど7~8の書類を陸運局で入手するとお伝えしました。
ここでは簡単に書類の書き方についてご紹介します。
まったく難しいものではないので安心してご覧ください。
自動車検査証記入申請書(「軽第1号様式」または「軽専用第1号様式」)
陸運局には書き方のサンプルが置かれていますが、以下の8点を記入することを知っておきましょう。
1. 車両番号
2. 車台番号
3. 使用者氏名
4. 使用者住所
5. 所有者氏名
6. 所有者住所
7. 使用の本拠の位置
8. 申請者(使用者・所有者・旧使用者・旧所有者)
自動車検査証記入申請書をご覧いただくと分かりますが、OCRでできています。
1~7はOCR用紙の赤で囲まれている部分になり、この部分はコンピューターで読み込みますので鉛筆で記入しなければいけません。
8は、ボールペンで記入する部分になるので間違わないように気をつけましょう。
1~2は、車検証を見ながら記入していきます。
4.の住所に関しては、住所は都道府県、市町村、町名の部分までは住所コードで記入します。
住所コードというのは、陸運局には「住所コードブック」が置かれていますので、そのブックから都道府県、市町村、町名のコードを検索して住所を記入します。
自分の住所の住所コードを調べるのに少し時間がかかりますが、それ以外の記入に関してはそれほど時間は要しませんので、5分程で自動車検査証記入申請書は書き終えることができると思います。
軽自動車税申告書
自動車検査証記入申請書と同様に、軽自動車税申告書についても陸運局は書き方のサンプルが置かれていますが、以下の10点を記入することを知っておきましょう。
1. 登録番号(車両番号)
2. 納税義務者住所
3. 納税義務者氏名
4. 所有者住所・氏名
5. 使用者住所・氏名
6. 旧所有者住所・氏名
7. 旧使用者住所・氏名
8. 旧登録番号(車両番号)
9. 取得・変更・廃車等年月日
10. 初度検査年月
これら以外に、以下のように車検証をみながら記載する項目がたくさんあります。
・用途
・種別
・営業自家用区分
・車体の形状
・車名
・型式
・乗車定員
・車両重量
・車両総重量
・車台番号
・類別区分番号
・原動機の型式
・長さ
・幅
・高さ
・総排気量または定格出力
・燃料の種類
・主たる置き場
・取得前の用途
・申告・報告義務者以外に当該申告に関わる者
・型式指定番号
車検証に記載されている項目を見ながら間違わないように記入していきましょう。
名義変更に費用はどれくらいかかるのか??
ここで名義変更にかかる費用をまとめておきます。
・住民票または印鑑証明書 300円程度
・ナンバープレート前後2枚 1440~1740円(都道府県により異なる)
つまり軽自動車の名義変更にかかる費用は1740~2040円程度かかります。
もしナンバープレートの変更がなければ、住民票または印鑑証明書の300円程度ですみます。
ただし念のため余裕をもってお金をもっていきましょう。
さいごに
今回は軽自動車の名義変更に必要な書類とその書き方、名義変更の際に必要な費用についてご紹介しました。
名義変更の手順について時系列で示しましたので、手順通りに手続きをしていただければ名義変更手続きが完了できます。
陸運局現地で入手できる書類に関しては、車検証をみながら誤りのないように記入しましょう。
今回の記事を熟読していただければ、たった20分程で完了できる名義変更手続きを、車屋さんに10000円も支払って依頼する必要はないでしょう。
初めての方は慣れない手続きだと思いますが、今回の記事を参考にし、どうしても分からないことがあれば陸運局の職員に尋ねれば親切に教えてくれますので、代行手数料を節約するためにもご自身で名義変更の手続きをやってみましょう。
参照:軽自動車の法人の名義変更はどうしたらいい?必要な書類は?
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