「新車を購入するので自動車保険を切り替えようと思うんだけど等級ってどうなるの?」
という疑問はありませんか?
新車を購入する際にこれまでに加入していた自動車保険を見直す方はたくさんいらっしゃいます。
いざ別の保険会社の保険に切り替えるとなった場合、これまでに加入していた任意保険の等級を引き継ぎたいところですよね。
実際に等級を引き継ぐことは可能なのでしょうか?それともそのまま保留になってしまうのでしょうか??
また自動車保険を切り替えたときの等級の注意点はあるのでしょうか??
今回は新車購入時に自動車保険を切り替えると等級は引き継がれるのかについてご紹介します。
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自動車保険を切り替えると等級は引き継ぎされるのか??
自動車保険を切り替えた際に等級が引き継がれるかについて解説します。
自動車保険にある「等級」とは?
自動車保険(=任意保険)とは、自賠責保険の補償内容をカバーするためにつくられた保険です。
任意保険には自賠責保険にはない「等級」があります。
任意保険に加入している年数が長くなると自動的に等級が上がっていき、等級が上がるたびに任意保険料は安くなります。
しかし事故を起こしてしまって任意保険から保険料の支払いを受けた場合は、任意保険の等級は下がってしまい、翌年からの任意保険料は上がってしまうというしくみになっています。
つまり多くの方は事故をすることをなくコツコツと積み上げてきた等級を、自動車保険を切り替えるときに引き継がれるのかを心配されるわけです。
そもそも等級は車の契約台数によって2つの種類があり、保険の契約台数が10台以上であれば「フリート契約」、10台未満であると「ノンフリート契約」とよびます。
個人の場合はほとんどがノンフリート契約になります。
新車購入時に自動車保険を切り替えたら等級はどうなるのか??
自動車保険を切り替えても等級の引き継ぎは可能
新車を購入する際に、これまで加入していた自動車保険から別の会社の自動車保険に切り替える場合、積み上げてきた等級に関しては引き継ぎすることが可能です。
例えば新規で任意保険に加入した場合は6等級から始まりますが、これまで加入していた任意保険が10等級なのであれば、新しい自動車保険も10等級からスタートすることができますので、保険会社を変えたからといってまた6等級から始まることはありませんので安心してください。
自動車保険を切り替える場合は、前に契約していた保険の満期の日、または解約日を新しく契約する保険の初日とするのが一般的ですが、満期の日の翌日から7日以内であれば、前に契約していた保険の等級を引き継ぐことができます。
ただこれが1日でも過ぎてしまうと、これまで無事故で等級が高かったとしても、最初の6等級からのスタートとなってしまいますのでご注意ください。
一部の保険会社では、満期の日の翌日から7日を過ぎてしまった場合でも等級を引き継ぎできる特約がありますが、期日が過ぎることがないよう気をつける必要がありますね。
なお事故を起こして保険料金が割増になる等級はそのまま引き継がれることになります。
任意保険を解約しても基本的には13ヶ月間は割増等級の履歴が残るためです。
どうしても割増の保険料が払えない場合は、13ヶ月間車なしの生活をするしかありません。
任意保険なしで自賠責保険のみで車を使う方法もありますが、自賠責保険だけでは事故を起こした際の補償が少ないため、やはり車なしの生活を送るほうがいいでしょう。
なお、自動車保険のノンフリート等級割引・割増は以下のようになっています。
事故なし | 事故あり |
||
等級 | 2014 年 10 月 1 日以降 | 2015 年 10 月 1 日以降 | 2013 年 10 月 1 日以降 |
20 | 63% 割引 | 63% 割引 | 44% 割引 |
19 | 57% 割引 | 55% 割引 | 42% 割引 |
18 | 55% 割引 | 54% 割引 | 40% 割引 |
17 | 53% 割引 | 53% 割引 | 38% 割引 |
16 | 52% 割引 | 52% 割引 | 36% 割引 |
15 | 51% 割引 | 51% 割引 | 33% 割引 |
14 | 50% 割引 | 50% 割引 | 31% 割引 |
13 | 49% 割引 | 49% 割引 | 29% 割引 |
12 | 48% 割引 | 48% 割引 | 27% 割引 |
11 | 46% 割引 | 47% 割引 | 25% 割引 |
10 | 44% 割引 | 45% 割引 | 23% 割引 |
9 | 42% 割引 | 43% 割引 | 22% 割引 |
8 | 40% 割引 | 40% 割引 | 21% 割引 |
7(F) | 29% 割引 | 30% 割引 | 20% 割引 |
6(F) | 19% 割引 | 19% 割引 | 19% 割引 |
5 | 13% 割引 | 13% 割引 | 13% 割引 |
4 | 2% 割引 | 2% 割引 | 2% 割引 |
3 | 12% 割増 | 12% 割増 | 12% 割増 |
2 | 28% 割増 | 28% 割増 | 28% 割増 |
1 | 64% 割増 | 64% 割増 | 64% 割増 |
車を廃車してしばらくたってから新車を購入する場合の等級はどうなるのか??
将来的に新車を購入するけれど、今乗っている車の調子が悪くて廃車にする場合の等級も引き継ぎは可能です。
その際に加入している自動車保険会社に「中断手続き」の申請を行なって「中断証明書」をもらう必要があります。
この証明書をもらうことで今後任意保険に再加入する際に、もとの等級から任意保険を再開することができるのです。
中断証明書は最長10年間有効ですので、一時的に車を使用しない場合はこの制度を利用することをおすすめします。
中断証明書を発行してもらうためには、自動車保険会社に以下の3点を提出する必要があります。
①中断証明書発行依頼書
②中断前の保険証券の写し
③自動車保険を契約していた車両を廃車・譲渡・返還したことを証明する書類
基本的にこれらの書類を提出し、手続きが進むと中断証明書は発行してもらえます。
この手続きは任意保険の満期の日から13ヶ月間猶予があるため、急いで手続きをしなければいけないというわけではありません。
もし次の車がすぐに納車される場合に関しては、任意保険会社に車両入替の旨を伝え、新車の車検証の写しを見せることで、保険の切替手続きを行なってくれます。
自動車保険を切り替えたときの等級の注意点とは??
自動車保険を切り替える際の等級の注意点について解説します。
タイミングと事故歴に関する注意点
先ほどお伝えしたように、自動車保険の等級は事故を起こして保険料の支払いを依頼した場合は等級が下がり、次の更新以降の任意保険料があがるのに対して、保険料の支払いを受けない場合は等級はあがり任意保険料が下がります。
自動車保険を他社のものに切り替える場合も、現在契約している等級を引き継ぐことは可能ですが、今の契約期間中の事故の有無によって引き継ぎ方法が異なるため注意が必要です。
契約期間中に事故がない場合
保険契約期間の1年の満期の日に合わせて保険を切り替えた場合、新しく切り替えた保険の等級はあがります。
もし満期の日を待たずに保険の切り替えを行なうと、現在の等級のまま切り替え後の保険がスタートします。
ここで注意が必要なのは、次に等級が上がるタイミングは切り替えたときから1年後となってしまい、等級の進行が遅れるというデメリットが生まれます。
例えば2018年4月1日~2019年4月1日が契約期間の自動車保険に入っているのに、2018年9月1日に保険会社を切り替えた場合、等級が1つ上がる時期は「2019年9月1日」になります。
自動車保険の切り替えをしていなければ、2019年4月1日に等級が上がるはずだったので、等級の進行が5ヶ月おくれることになるのです。
契約期間中に事故があった場合
保険契約期間中に事故があった場合は、満期日に切り替えても契約期間の途中で切り替えても、現在の等級から事故の内容と事故件数に応じて基本的に3等級程下がります。
この場合は満期の日に保険を切り替えたほうが等級を下げるのを遅れさせることはできます。
しかし保険を新しい保険会社のものに切り替えたほうが保険料が安い場合やサービス面がいい場合は、今の保険は契約期間中であっても解約してもいいでしょう。
自動車保険を解約する場合の注意点
現在の契約期間中に解約をして他の任意保険会社の商品に切り替えをする場合には、以下の3点に注意しましょう。
解約返戻金
任意保険を解約した場合には解約返戻金(返還されるお金)がある可能性があります。
任意保険料を年一括払いしている場合は、以下の計算式で解約返戻金を計算します。
「解約返戻金=年間保険料×(1-契約が経過した期間に対応する短期率)」
計算式にある「短期率」とは、解約返戻金の計算に用いられる比率で、その数値は解約までの期間での契約を結んだと仮定した場合に、年間保険料に対してどれくらいの保険料金になるかを表したものです。
短期率に関しては、以下の表のように定められています。
経過期間 | 7 日まで | 15 日まで | 1 ヶ月まで | 2 ヶ月まで | 3 ヶ月まで | 4 ヶ月まで | 5 ヶ月まで |
短期率 | 0.1 | 0.15 | 0.25 | 0.35 | 0.45 | 0.55 | 0.65 |
経過期間 | 6 ヶ月まで | 7 ヶ月まで | 8 ヶ月まで | 9 ヶ月まで | 10 ヶ月まで | 11 ヶ月まで | 12 ヶ月まで |
短期率 | 0.7 | 0.75 | 0.8 | 0.85 | 0.9 | 0.95 | 1 |
表のように月単位で計算されるため、解約のタイミングによってはまだ経過していない期間の保険料も戻ってこない場合があるので注意してください。
保険の空白期間
保険の切り替えによって補償されない期間(保険の空白期間)が発生した場合、もちろんその間は無保険状態となり、事故を起こしても保険金が出ません。
解約と同時に次の保険が開始できるように設定しておく必要があります。
保険の重複契約
保険の解約日以前に次の切り替えた保険の補償をスタートさせた場合、補償が重複した契約になります。
保険が重複した期間に事故が起こしたとしても保険金は重複して支払われません。
つまり、一方の保険料は無駄になってしまいますので、解約日と新しく加入する次の補償開始日を合わせるようにしましょう。
新しい保険に切り替えるときの手続き方法の注意点
任意保険を新しい保険に場合、現在の契約に関する手続きはどうしたらよいのでしょうか??
もし自動継続特約がついている場合は、自動的に保険が継続されてしまいますので、他の保険会社の保険に切り替える場合は満期の日が近づいてきたら自分で任意保険会社に連絡する必要があります。
とくに自動継続特約がついていない場合は、基本的には現在の保険会社への連絡や手続きの必要はなく、自動的に保険の適用がされなくなります。
任意保険料が安い自動車保険会社を探す方法とは??
今回ご紹介したように、新車購入の際に自動車保険の切り替えの際に注意点を守っていただくことで等級を引き継ぐことができます。
等級が上がれば上がるほど保険料は安くなりますが、同じ等級であっても保険料は各保険会社によってさまざまです。
たくさんある自動車保険会社はネットを使えば、それぞれの保険会社の特長や保険内容について知ることができますし、ネットを使って保険の申込もできます。
ただその方法では時間がかかりますので、安い自動車保険会社を探すために利用をおすすめするのが、ネットを使った「自動車保険の一括見積もりサイト(無料)」です。
一括見積サイトを利用すると、必要事項を入力するだけで複数の保険会社の保険料を知ることができます。
最近では一括見積サイトを利用する方が増えており、利用者の中には現在加入している保険会社よりも保険料が数万円も安くなったという例がたくさんあります。
例えば一括見積サイトを利用した結果、ある保険会社の保険料が年間84920円だったのに対して、一番安い保険会社の保険料は年間40190円だったので、その差は1年でなんと44730円にもなるのです。
このように一括見積サイトを利用すると、最安値の自動車保険会社を見つけることができますので、ぜひ利用してみてくださいね。
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さいごに
今回は新車購入時に自動車保険を切り替えると等級は引き継がれるのかについてご紹介しました。
自動車保険を切り替えるときに等級は引き継ぎされますが、タイミングと事故歴に関する注意点、自動車保険を解約する場合の注意点、新しい保険に切り替えるときの手続き方法の注意点がありましたので、それらを熟読なさってくださいね。
自動車保険の切り替えでどの保険会社にするか迷っている場合は、1つずつの保険会社のホームページにアクセスして保険料を照会するのではなくて、一括見積サイトを利用して効率よく任意保険料を比較することをおすすめします。
新しい保険会社に切り替えるときは、いつ切り替えするのがいいのかをしっかりと見極めましょう。
タイミングによって等級や解約返戻金がどのように異なってくるのか、次の保険までの空白期間はないか、あるのであれば等級を引き継ぐために今契約している保険会社から中断証明書を発行してもらったほうがいいのか、考えることはたくさんありますが、今回の記事をお読みいただければ解決できるはずです。
今回の記事を参考に、新車購入時に自動車保険を切り替えると等級は引き継がれるということをご理解いただけましたね。
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