「中古車を購入しようと思っているけど、車検付きとなし、また車検整備付ってのもあるけどどう違うの?」
「中古車で車検が付いているか付いていないかで費用ってどのくらい違ってくるの?」
何て疑問はありませんか?
ネットで中古車を探す中で必ずといって見なければいけないのが、車検があるかないかです。
車は車検がなければ公道を走ることができませんし、車検時に整備されている車ほど安心して乗ることができます。
今回は中古車を購入するときに“車検付”“車検なし”“車検整備付”の違いは何なのか、費用はどれくらい変わるのかについてご紹介します。
車査定一括見積もりを試したらトヨタのプリウスが29.3万円も高く買い取ってもらえました。
複数の業者に査定してもらう事で高く買い取ってもらえる業者を見つけることができます。
複数の業者に査定をする場合には車査定一括見積もりがおすすめです。
利用料は無料。1分程度で全国49社の業者に見積もりをしてもらえます。
今なら最大10万円のキャッシュバックキャンペーンもしています。
詳しくはこちらをどうぞ。
もくじ
“車検付”“車検なし”“車検整備付”の違いとは??
“車検付”“車検なし”“車検整備付”は似たような言葉ですが、これらはそれぞれで意味が異なるだけでなく、かかる費用も異なります。
まずは“車検付”“車検なし”“車検整備付”の違いついてみていきましょう。
中古車の「車検付」とは??
車検付とは、車検がすでについている車のことをいいます。
この車検は中古車販売店が車検を通したのではなく、前のユーザーが通したものです。
車検がついているため、車にはナンバープレートがついており、中古車を購入する際の書類さえそろっていれば、購入代金支払い後にそのまま乗って帰ることが可能です。
購入後は名義変更を自分で行なうか、中古車販売店に名義変更手続きを代行してもらう必要があります。
支払う代金の内訳としては、車両本体価格、自動車取得税、自動車税・自賠責保険料の残り分で、場合によっては自動車重量税の残り分も請求される場合があります。
また車の名義変更手続きや車庫証明の代行手続きを依頼すると、代行手数料が別途必要になります。
中古車の「車検なし」とは??
車検なしの車は、その名の通り車検がない車です。
車検なしの中古車を購入する場合は、車両本体価格にプラスして、車検費用・整備費用・名義変更代行手数料を支払う必要があります。
車検のない車はナンバープレートがついていない状態になっているのが基本ですので、中古車販売店は車検証を発行してもらうために陸運局へ出向く必要があり、そのときに「中古車新規登録」という手続きを行なわなければいけません。
そのことから名義変更代行手数料が必要になるのです。
また車検なしの車を購入して、自分で陸運局へ出向いてユーザー車検を受けることも可能です。
その際は車検費用・整備費用・名義変更代行手数料は必要なくなります。
中古車の「車検整備付」とは??
車検整備付の車は、販売されている時点では車検はついていませんが、お客様が購入されると決まった後に車を整備し、車検をとります。
販売されている時点で車検がないことに関しては、先ほどお伝えした「車検なし」の車と変わりはありません。
車検なしの車の場合は店頭での表示価格は車両本体価格のみになりますが、「車検整備付」の車の場合の表示価格は、車両本体価格+車検費用+整備費用の合計金額が表示されています。
中古車を購入する際に必要な費用とは??
“車検付”の中古車を購入する場合は基本的に税金や保険料を月払いする必要がありますし、“車検なし”“車検整備付”の場合は、税金や保険料を全額支払う必要があります。
中古車を購入する際に必要な税金・保険料の種類は以下の通りです。
法定費用
費用 | 費用発生のタイミング | 詳細 |
自動車税 | 4 月 1 日時点に車の使用車に対して発生 | 使用している車の総排気量により税額が異なる |
自動車重量税 | 車検時 | 自動車の重量により税額が異なる |
自動車取得税 | 購入時 | 取得価額が 50 万円を超える車を取得した場合に、各都道府県が取得者に対して課す税金 |
自賠責保険料 | 購入時 | 車使用する際、すべての運転者への加入が義務付けられている保険 |
消費税 | 購入時 | 商品にかかる税金です |
自動車リサイクル料金 | 購入時 | 車をリサイクルする際にかかる料金 |
法定預かり金 | 購入時 | 各種申請時に必要となる印紙代 |
手数料
費用 | 費用発生のタイミング | 詳細 |
登録代行費用 | 購入時 | 車の名義登録作業を販売店に代行してもらうための費用 |
車庫証明代行費用 | 購入時 | 車庫証明の申請を販売店に代行してもらうための費用 |
納車費用 | 購入時 | 購入者のもとに車を運ぶための費用 |
“車検付”“車検なし”“車検整備付”の費用の差はどれくらいか??
それでは続いては、車検付と車検なしと車検整備付で費用にどのくらいの差があるか比較してみます。
購入金額のシミュレーション
では実際に“車検付”“車検なし”“車検整備付”の車を購入するときに、費用の差はどれくらい出てくるものなのでしょうか??
ここではできる比較しやすいように、以下のようなできる限り同じ条件の車で比較していきます。
車名・車種 | トヨタ・ 20 型アルファード | 年式 | 2014( 平成 26) 年式 |
総排気量 | 2400cc | グレード | 240S |
積算走行距離 | 50000km | ボディカラー | ブラック |
修復歴 | なし | 中古車購入年月 | 2018( 平成 30) 年 4 月 |
車検付 (H31.8 まで ) | 車検なし | 車検整備付 | |
①車両本体価格 | 2199000 円 | 2592000 円 | 2440000 円 |
②自動車税 | 41200 円 | 41200 円 | 41200 円 |
③自動車重量税 | 20490 円 | 32800 円 | 32800 円 |
④自動車取得税 | 21275 円 | 25077 円 | 23607 円 |
⑤自賠責保険料 | 19170 円 | 30680 円 | 30680 円 |
⑥自動車リサイクル料金 | 16930 円 | 16930 円 | 16930 円 |
⑦法定預かり金 | 5000 円 | 5200 円 | 5200 円 |
⑧登録代行費用 | 20000 円 | 20000 円 | 20000 円 |
⑨車庫証明代行費用 | 20000 円 | 20000 円 | 20000 円 |
⑩納車費用 | 20000 円 | 20000 円 | 20000 円 |
⑪車検・整備費用 | ― | 30000 円 | ― |
⑫消費税 | 180720 円 | 214560 円 | 200000 円 |
合計金額 | 2563785 円 | 3048447 円 | 2850417 円 |
合計金額だけ見ると、車検なしの車が一番お金がかかっているように見えますが、①の車両本体価格が高いことが理由です。
ここで比較するべき点は③・⑤の法定費用の差です。
これら2つの合計はそれぞれ、車検付の車の場合は39660円、車検なしの車の場合は63480円、車検整備付の車の場合は63480円となりますので、その差額は23820円になります。
車検付の車の場合は車を購入した月以降の③・⑤を支払うのが基本ですので満額を支払う必要がありません。
それに対して車検なしの車や車検整備付の車は、これから車検が2年つくことになりますので、③・⑤の費用を満額支払う必要があるのです。
④の自動車取得税は、購入する車の車両本体価格により異なり、本体価格が高額であるほど、車の年式が高年式であるほど自動車取得税は高くなります。
⑦の法定預り金は、各種申請時に必要となる印紙代やナンバープレート代のことです。
車検付の車の場合は、例えば今中古車に横浜ナンバーがついているが、自分の住まいの管轄は品川ナンバーというように、陸運局の管轄が異なるのであれば新しいナンバープレートに付け替えることになります。
また車検なしの車、車検・整備付の車は、車検がない状態の車ですので基本的にナンバープレートはついていないことから、ナンバープレートの交付を受ける必要があります。
⑧~⑩の費用は中古車販売店によって金額がさまざまです。
⑪の車検・整備費用は、基本的には車検なしの車の場合のみ必要です。
車検なしの車の場合は車両本体価格の中に車検・整備費用は含まれておらず、今回の表のように別途表示していることが一般的です。
それに対して車検・整備付の車の場合は、車両本体価格の中に車検・整備費用が含まれていますので⑪の項目に関しては、費用はかかりません。
ですので、中古車販売店は一般的に、車検なしの車を販売する場合は車両本体価格を低く設定して、車検・整備費用を明示しますので、車検・整備にいくらお金がかかっているのかが明確になっています。
車検・整備付の車は車両本体価格に車検・整備費用を含めている分、車検・整備にいくらかかっているのかが分かりませんし、実際はそれほど車検・整備費用がかかっていないのにこれらの費用を高く含めている可能性は否定できません。
また車検付の車はもちろん⑪の費用はかかりませんが、中古車販売店によっては車検はついているけれど整備費用を請求してきたり、整備を受けないと保証をつけてくれなかったりするところもありますので、中古車を購入する際は時間をかけて営業マンと話しをすることをおすすめします。
“車検付”“車検なし”“車検整備付”はどれがお得なのか??
先ほどのシミュレーションで、法定費用・諸費用をみたときにお金がかかる順は、車検なし>車検整備付>車検付であることが分かりましたね。
費用面でみるとどうしても車検付の中古車に手を伸ばしてしまいそうですが、中古車の購入は大きい買い物ですから、もう少し長いスパンで車のことを考えてほしいところです。
先ほどお伝えしましたが、車検付の車は前のユーザーが車検を通したため、車検が残っているわけですが、そのオーナーがディーラーや中古車販売店で車検を通しているのであれば、その車は安心して乗れるといえるでしょう。
なぜならディーラーや中古車販売店で車検を通す際に法定点検整備を同時に行なうのが一般的だからです。
もし前のユーザーが陸運局でユーザー車検を通していた場合は、法定点検整備をしなくても国が定める保安基準をクリアしていれば車検に合格することが可能です。
私もこれまでに何度もユーザー車検を経験していますが、ライト系、排気ガス、メーターの警告灯、スピードメーターの正確さ、ブーツの破れなどを確認するだけ、早ければ車検レーンを5分程で通過することができます。
ユーザー車検はディーラーや中古車販売店と同じようにチェックしているわけではありません。
つまりエンジンオイルが規定量入っているかの確認もありませんから、もし前のユーザーがユーザー車検を通した方であれば、その車は危険といえます。
車検付の車を購入した場合は車検・整備費用がかかりませんが、車検付の車だからこそ別途お金を支払ってでも、整備・点検はやってもらわないとエンジン・ミッション・ブレーキが壊れて事故を起こしては何のために安い車を買ったのかが分からなくなりますよ。
中古車を購入する際は、費用は少し高くなりますが、長い間安全に乗るためにも車検なしの車を購入して車検・整備を行なってもらうか、車検整備付の車を購入することをおすすめします。
中古車の購入費用を少しでも手に入れる方法とは??
“車検付”“車検なし”“車検整備付”のいずれの中古車を購入するにしても、中古車を購入するためには何十万円という大金が必要です。
また先ほどおすすめしましたが、車検付の中古車を購入後は法定点検整備をしてもらうためにも数万円を費用がかかります。
そのためにも今乗っている車を売って、中古車の購入費用を少しでも手に入れるといいですよ。
ネットの「車の一括査定サイト(無料)」の利用をすれば、あなたの車を高価買取してくれる買取業者がすぐに連絡をくれますので、一番高く買取りしてくれる業者に車を売ってくださいね。
詳しくはこちらをどうぞ。
さいごに
今回は中古車を購入するときに“車検付”“車検なし”“車検整備付”の違いは何なのか、費用はどれくらい変わるのかについてご紹介しました。
いずれの車を購入しても、同じ車種・グレード・排気量の場合、車両本体価格が同じであれば、費用に差がでるのは自動車重量税と自賠責保険料でした。
その差額はシミュレーションでは20000円程だったように、どれだけ差額が出たとしても数万円程度になります。
“車検付”“車検なし”“車検整備付”の車を選ぶ場合は、納車される前に整備・点検がしてもらえる車検なし・車検整備付の車を選んでいただくことをおすすめします。
もし車検付の車を選んだ場合は整備・点検が基本的にはついていませんので、別途費用はかかりますが車を購入する中古車販売店またはディーラーで整備・点検を受けてくださいね。
中古車の購入費用や整備・点検費用を少しでも手に入れるためには「車の一括査定サイト」を利用しましょう。
今回の記事を参考に、“車検付”“車検なし”“車検整備付”のどれにするかを検討していただき、あなたに合った中古車を選んでくださいね。
車査定一括見積もりを試したらトヨタのプリウスが29.3万円も高く買い取ってもらえました。
複数の業者に査定してもらう事で高く買い取ってもらえる業者を見つけることができます。
複数の業者に査定をする場合には車査定一括見積もりがおすすめです。
利用料は無料。1分程度で全国49社の業者に見積もりをしてもらえます。
今なら最大10万円のキャッシュバックキャンペーンもしています。
詳しくはこちらをどうぞ。