「中古車を購入予定だけど、車検2年付ってどういう意味なんだろう?」
「車検2年付ってあった方が得するの?」
何て疑問はありませんか?
新車であれば車検3年付というのがお決まりですが、中古車の場合は車が売却された状態で車検があるのか、中古車販売店が中古車を買取りした時点で一時抹消登録手続きをして車検なしにしているのかなど、車によってさまざまな状態で販売されています。
一見“車検2年付”は車検が2年付いているためお得感があるように思いますが、実際のところ車検2年付の車の購入はお得なのでしょうか??
今回は中古車の車検2年付の意味や、メリット・デメリットにはどんなものがあるのかをご紹介します。
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車検2年付の意味とは??
まずは車検2年付の意味について解説します。
車検2年付とはどのような意味なのか??
車検2年付とは、2年車検に合格するために必要な車検費用が表示価格に含まれているという意味です。
つまり以下のように誤った意味で捉えていると、中古車販売店とトラブルになってしまいますので、お間違いがないようにお気をつけください。
×車検が2年間付いている
×車検が残っている
×車検にかかる費用「すべて」が本体価格に含まれている
2年車検に合格するためにかかる費用はどれくらいなのか??
車検を通すのにかかる費用は「法定費用」「車検費用」の2つに分けられます。
法定費用
法定費用とは、国に納める税金、保険料、印紙代のことで、どこで車検を受けても同じ金額がかかります。
法定費用には以下のような種類があります。
税金・保険 | 内容 |
自動車取得税 | 車を購入したときにかかる税金で、中古車の場合軽自動車は 4 年経過時、普通自動車は 6 年経過時で非課税となる |
自動車重量税 | 車の重量に応じてかかる税金 |
自動車税 | 車の排気量に応じて支払う税金 |
自賠責保険料 | 車を公道で走らせる際に必ず加入しなければいけない強制保険 |
消費税 | 車両本体など、商品を購入する際に必要な税金 |
印紙代 | 陸運局で中古車新規登録する際に申請用紙に貼りつける印紙 |
登録費用 | 中古車新規登録手続きにかかる費用 |
車検2年付の車には上記の税金や保険料は含まれていませんので、表示価格とは別途支払う必要があります。
車検費用
車検を受けるために必要な点検・整備を行なうための費用です。
車検で点検される項目は以下の9項目です。
灯火類の確認 | タイヤの残り溝の確認 |
スピードメーターの確認 | ヘッドライトの光軸調整 |
各保安部品の点検・車検証記載情報との相違確認 | 排気ガス検査 |
オイル漏れの確認 | サイドスリップ検査 |
ブレーキの確認 |
車検費用は、以下の表の①~⑦ように車検を受ける場所によって異なります。
表内にある車検費用はあくまでも目安で、点検・整備していく中でエンジンオイルやブレーキパッドなど、交換部品が出てきた場合は追加料金が必要になります。
車検の種類 | 内容 |
①ディーラー車検 ( 車検費用 40000 ~ 100000 円程 ) | あなたが乗っている車のメーカーのディーラーで受ける車検。 高い技術と専門性をもつプロであり、部品供給もしっかりしている。 |
②車検専門フランチャイズ車検 ( 車検費用 25000 ~ 80000 円程 ) | 車検を受けることを目的に営業。検査に関してはプロ。 メリットとしてはスピーディーで明確な安価設定、デメリットとしては車検に必要な検査項目以外の点検整備は基本的に行なわない点などが挙げられる。 |
③民間整備工場車検 ( 車検費用 25000 ~ 80000 円程 ) | 地域密着型の民間整備工場は、安めの価格設定と信頼関係が構築できれば色々と融通がきく。 ただ最新の車載コンピュータに対応した設備を持っていなかったり、工場による品質や技術にばらつきが生じてしまう。 |
④カー用品専門店車検 ( 車検費用 20000 ~ 60000 円程 ) | カー用品店では汎用部品は豊富に在庫しているので、多くのメーカーの車に対応可能。 比較的新しい年式のメジャーな車種であれば、うまく汎用品を使い整備費用を安くすることも可能。 |
⑤ガソリンスタンド車検 ( 車検費用 20000 ~ 60000 円程 ) | ガソリンスタンドで車検を扱う店舗の多くは、ユーザー車検の代行。 ブレーキパッドやブレーキローターの減り、油脂系の漏れがある場合は利用できない場合がある。 |
⑥車検代行 ( 車検費用 10000 ~ 30000 円程 ) | ユーザー車検を、代行手数料を支払い。 ユーザーの代わりに車検を行なってくれる業者。持ち込む必要がないので楽ですが、車の状態に関してはユーザー車検と同様に自己責任となる。 |
⑦ユーザー車検 ( 法定費用のみ ) | ユーザーが自分で陸運局の検査場に持ち込む車検。 安価に済ませられたとしてもすべて自己責任となるため、車に詳しい方にはおすすめ。 |
基本的に中古車販売店は③の民間整備工場車検を行ないますので、車検2年付の車は車検費用である25000~80000円程が表示価格に含まれているということです。
24ヶ月法定点検
車検は国が定める2年ごとの検査ですが、その他にも車のユーザーには「12ヶ月法定点検」「24ヶ月法定点検」を受ける義務があります。
とくに車検のときには「24ヶ月法定点検」を受ける必要があり、以下のように通常の法定点検よりも細かい点検を受ける必要があります。
項目 | 詳細 |
原動機 | エンジン本体・潤滑装置等 |
かじ取り装置 | ハンドル・パワーステアリング装置等 |
制動装置 | ブレーキディスク・パッド等 |
走行装置 | タイヤ・ホイール等 |
緩衝装置 | ショックアブソーバー等 |
動力伝達装置 | クラッチ・トランスミッション等 |
電気装置 | 点火装置・バッテリー等 |
エキゾーストパイプ・マフラー | 触媒・遮熱板の破損や取付け不良等 |
車枠および車体 | フレーム・ボディの損傷等 |
車の種類や排気量にもよりますが、24ヶ月法定点検をディーラーで受けると40000~100000円程、民間整備工場で受けると25000~80000円程が相場です。
もちろん24ヶ月法定点検も表示価格には含まれていませんので、別途支払う必要があります。
法定費用の支払いシミュレーション
3年落ち、総排気量1994cc、車検2年付の車を10000000円で購入した場合、この金額の中に車検費用は含まれています、①~⑥の合計金額は以下のようになります。
税金・保険料 | 金額 | 税金・保険料 | 金額 |
①自動車取得税 | 8500 円 | ④自賠責保険料 | 27840 円 |
②自動車重量税 | 24600 円 | ⑤消費税 | 80000 円 |
③自動車税 | 34500 円 | ⑥諸費用 | 5000 円 |
このように表示価格にプラスして、最低でも180440円の支払いが必要になります。
車検2年付のメリット・デメリットとは??
車検2年付のメリットやデメリットについて解説します。
車検2年付の中古車の3つのメリット
まずは3つのメリットについてです。
車検の残り期間が長い
車検2年付の購入するメリットは、何といっても車検残りの期間が長いことです。
納車される時点で車検が2年付いていますので、2年後の車検まで車を乗り続けることができます。
整備してもらうことが可能
お客様が中古車を購入された後に車検を通すため、先ほどお伝えした車検で点検される9項目と、24ヶ月法定点検を受けることで、より細かい点検・整備をしてもらえますので、安心して購入した中古車を乗ることができますね。
購入後に不具合があれば中古車販売店に申し出やすい
車検や点検整備は一括して民間整備工場で行なうため、納車後に点検項目箇所で何か不具合があった場合は、中古車販売店に直接申し出ることでアフターサービスを受けることが可能な場合があります。
車検2年付の中古車の2つのデメリット
続いては2つのデメリットになります。
車検2年付の車は購入資金が割高になる
同じ車種・車両本体価格が同じである場合、車検2年付の中古車より車検残りがある中古車の方が安く済むということはよくあります。
車検2年付である場合、法定費用のほかに車検代行を依頼すると車検代行費用が10000~30000円程の費用がかかります。
車検が残っている場合は、車検代行などを依頼せず、自ら車検を受けに行くと車検代行費用などが浮くため、車検2年付きよりも支払総額が安くなるといえます。
購入時に騙されやすくなる
車検2年付は、2年車検に合格するために必要な車検費用が表示価格に含まれているという意味なのにもかかわらず、プライスボードには「車検2年付」としか書いていない店舗があります。
悪い中古車販売店は「車検費用を支払ってもらうことで、車検を2年付けることができますよ」などと言って、本当は請求されないはずの車検費用を請求してくるところがあります。
今回の記事をお読みになられた方は騙されることはありませんが、表示価格に車検費用が含まれていることを知らない人であれば騙される可能性は高いです。
車検2年付の車を購入する資金を手に入れる方法とは??
車検2年付の車は車検費用が表示価格に含まれているとはいえども、法定費用は含まれていません。
今回の記事でも法定費用の支払いシミュレーションを行ないましたが、2000cc以下の中古車であっても数十万円の法定費用が必要になります。
車検2年付の車を購入すると車検付の車よりかは購入資金がかかってしまいます。
そんなときに利用をおすすめするのが、ネットを利用した「車の一括査定サイト(無料)」です。
車の一括査定サイトを使うと、あなたが今乗っている車を高く買取りしてくれる業者がすぐに連絡をしてくれますので、短時間で車を高く売ることができます。
利用方法はいたって簡単で、サイト内にある「査定依頼フォーム」に個人情報と車の情報を入力して送信するだけです。
高価買取してもらったお金で、車検2年付の車を購入することができますね。
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さいごに
今回は中古車の車検2年付の意味や、メリット・デメリットにはどんなものがあるのかをご紹介しました。
車検2年付は、2年車検に合格するために必要な車検費用が表示価格に含まれているという意味ですので、車検2年付の車を購入するときに車検費用が請求されることはないということを知っておいてくださいね。
悪い中古車販売店だと、あなたが車に関して知識がないと思って車検費用を請求してくる場合がありますが、今回の記事をお読みになったあなたは大丈夫なはずです。
車検2年付の車は車検で点検される9項目と、24ヶ月法定点検を受けることで、より細かい点検・整備をしてもらえますので、安心して購入した中古車を乗ることができます。
ただその分、車検付の車と比べると購入費用がかかってしまいますが、安心して乗れるだけでなく、車検が2年間ついているというメリットがありますので、少々お金がかかっても仕方ありません。
今回の記事を参考に、車検2年付の中古車を購入してみてはいかがでしょうか。
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