中古車の車検整備付の意味とは?費用はどうなる?あった方がお得なの?

「中古車を購入予定だけど車検整備付ってどういう意味?」

「車検整備付ってあった方がいいの?費用が割高になったりするの?」

「車検整備付と車検付ってどう違うの?」

何て疑問はありませんか?

中古車の車検の状態には「車検なし」「車検付」「車検整備付」といった表示があります。

多くの方は車検がついている車を探していると思いますが、車検がついていたほうがお得に中古車を購入できるのでしょうか。

今回は中古車の車検整備付の意味・費用、車検整備付はお得なのかについてご紹介します。

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中古車の車検整備付の意味・費用とは??

「車検付」「車検整備付」といった似たような言葉の整理からしていきましょう。

車検整備付とは??

車検整備付とは、車の販売価格に車検と整備の費用も含まれていると意味で、お客様が中古車を購入・納車するときに車検を通した状態でお渡しするということです。

「車検なし」との違いとは??

先ほどの「車検整備付」の中古車も、「車検なし」の中古車も、現状では車検がない状態を示します。

車検なしの中古車の場合は、表示価格にプラスして車検費用と整備費用が別途請求されますし、これらの費用を別途支払わなければ、車検がついていない車が納車されることになります。

それに対して車検整備付の場合は、表示価格に車検費用や整備費用が含まれていることが大きな特徴ですし、購入と同時に車検・整備を行なってくれるため、納車された時点で車検が満タンになっています。

「車検あり」との違いとは??

車検ありの車は、車検期間は満タンではありませんが、前のオーナーが通した車検期間が残っていますので、新たに車検を通す必要はありませんし、中古車を購入する際の書類さえそろっていればそのまま自走で乗って帰ることも可能です。

車検整備付の車の場合は、現状では車検がない状態ですので、車検を通さなければ公道を走ることができません。

「車検整備付」のまとめ

車検整備付の車は、購入前は車検がない状態ですが、納車されるときには2年間の車検がついた状態になっていますので、納車後は2年間公道を走ることができます。

購入費用に車検費用が含まれていますので、表示価格に追加して車検費用を支払う必要はありません。

車検整備付の車は「車両本体価格+車検費用+整備費用」の合計が表示されて販売されています。

ただし以下の法定費用は表示価格の中に含まれていませんので、別途お金を準備する必要があります。

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①自動車取得税

車を購入したときにかかる税金で、中古車の場合軽自動車は4年経過時、普通自動車は6年経過時で非課税となります。

その期間以内の場合は次の残価率によって税額が決まります。

経過年数残価率
( 普通車 )
残価率
( 軽自動車 )
経過年数残価率
( 普通車 )
残価率
( 軽自動車 )
1 年0.6810.5624 年0.2150.1
1.5 年0.5610.4224.5 年0.1770
2 年0.4640.3165 年0.1460
2.5 年0.3820.2375.5 年0.1210
3 年0.3160.1776 年0.10
3.5 年0.2610.133

また自動車取得税は以下のように計算を行なって税額を算出します。

•取得価額=課税標準基準額(車両本体価格の90%)×残価率
•自動車取得税(普通車) = 取得価額×5%
•自動車取得税(軽自動車) = 取得価額×3%

例えば普通車で車両本体価格(課税標準基準額)が2000000円の車だった場合、新車登録より2年経過したときの自動車取得税は以下となります。

•取得価額;2000000×0.9×0.464=835200円
•自動車取得税(普通車)=835200×0.05=41760円

この中古車の場合の自動車取得税は41760円と計算できます。

②自動車重量税

自動車重量税は車の重量に応じてかかる税金で、税額は以下のようになっています。

「車検整備付」の場合は通常2年の車検期間です。

車検期間軽自動車~ 0.5t0.5 ~ 1.0t1.0 ~ 1.5t1.5 ~ 2.0t2.0 ~ 2.5t2.5 ~ 3.0t
3 年9900123002460036900492006150073800
2 年660082001640024600328004100049200
1 年33004100820012300164002050024600
③自動車税

自動車税は車の排気量に応じて支払う税金で、税額は次の表の通りとなっています。

排気量 (cc)4 月5 月6 月7 月8 月9 月
~ 1000270002450022100196001720014700
1001 ~ 1500316002870025800230002010017200
1501 ~ 2000362003290029600263002300019700
2001 ~ 2500412003750033700300002620022500
2501 ~ 3000467004250038200340002970025500
3001 ~ 3500531004830043500386003380029000
3501 ~ 4000609005540049800443003870033200
4001 ~ 4500701006370057300510004460038200
4501 ~ 6000806007330066000586005130044000
6001 ~1017009250083200740006470055500
排気量 (cc)10 月11 月12 月1 月2 月3 月
~ 10001220098007300490024000
1001 ~ 150014300115008600570028000
1501 ~ 200016400131009800650032000
2001 ~ 2500187001500011200750037000
2501 ~ 3000212001700012700850042000
3001 ~ 3500241001930014500960048000
3501 ~ 40002770022100166001100055000
4001 ~ 45003180025500191001270063000
4501 ~ 60003660029300220001460073000
6001 ~4620037000277001850092000

自動車税は4月1日時点で車の使用者に課税される税金で、年度途中に車を購入した場合は、購入月の翌月から翌年3月31日までの月割り分が請求されます。

④自賠責保険料

自賠責保険料は車検期間と同じ期間保険に加入します。

「車検整備付」の場合は通常2年の車検期間です。

本土
離島
沖縄本島
沖縄離島
普通車軽自動車普通車軽自動車普通車軽自動車普通車軽自動車
12 ヶ月1794015010731064309300930073105490
13 ヶ月1901015840751065509660966075105530
24 ヶ月306802488096307870135601356096306010
25 ヶ月317202568098207990139101391098206050
36 ヶ月43170345501190092801774017740119006510
37 ヶ月44190353401208094001808018080120806560
⑤消費税

購入費用以外の料金で割合金額が多いのが消費税です。

2018年4月現在では税率は8%ですので、中古車の購入費用が1000000円の場合には80000円の消費税が必要になります。

⑥諸費用(印紙代、登録費用、名義変更費用)

車検登録時には陸運局で登録費用として証紙を購入する必要があり、諸費用にかかる金額は5000円以内とお考えください。

⑦支払い総額シミュレーション

3年落ちで2000cc以下の普通車を車検整備付で、10000000円で購入した場合の①~⑥の合計金額は以下のようになります。

①自動車取得税 8500円
②自動車重量税 24600円
③自動車税 34500円
④自賠責保険料 27840円
⑤消費税 80000円
⑥諸費用 5000円
合計    180440円

このように車検整備付であっても、それ以外の費用で車種等によりますが100000~200000円以上の費用が発生する可能性があるので、これらも予算の中に含めておく必要があります。

車検・整備にはどれくらい費用がかかるものなのか??

先ほど車検整備付の車は「車両本体価格+車検費用+整備費用」の合計が表示されていると負った絵師ましたが、車検や整備には通常どれくらいの費用が掛かっているものなのでしょうか??

車検・整備費用が高額でないのなら、車検なしの車を購入して、あとから別途車検・整備をしてもらったほうが安くつくのでは?という疑問が残ります。

通常ディーラーや中古車販売店で車検を受ける場合は、法定費用(税金・保険料)を除いた費用で、車検費用・整備費用として100000円程かかります。

ここには車検代行費用や整備費用が含まれているのが一般的ですので「車検整備付」の車の表示価格に含まれている費用と同じものになります。

そのことから同じ車種・年式で「車検なし(検なし)」と表示されている車と、車検整備付を比較したときに100000円程の価格差であれば許容範囲といえます。

つまり同じ車種・年式で、車検整備付の車が1000000円、車検なしの車が900000円であればどちらを購入しても変わりはないということです。

ただこれ以上の価格差が出てくると、積算走行距離やグレード・装備などの明確な差がない限り、中古車販売店が利益を調節している可能性がありますので、中古車を購入するときは車検整備付の車を購入するのか、車検なしの車を購入するのかを見極めたいところです。

車検整備付の車はお得なのか??

車検整備付の車は、表示価格に車両本体価格、車検費用、整備費用が含まれていることからお得なイメージをもちがちですが、車検費用や整備費用が不透明なところから、結局車検なしの車を購入するのと差がない場合がよくあります。

また車検費用や整備費用では通常100000円程かかるとお伝えしましたが、この100000円を超えた金額を車両本体価格と合算して、車検整備付で販売している中古車販売店もあるのです。

ですので、車検なしの車を購入したほうが車検費用・整備費用は鮮明になりますから、相場より高く車検費用・整備費用が請求されなくて済みます。

悪質な中古車販売店では車検整備付の車にも関わらず、整備費用を別途請求してきたり、車両本体価格を安くしておいて、車検費用や整備費用で荒稼ぎするところもあります。
「車検整備付」ということは、常識的にいえば登録まで整備代などは請求されません。

中古車を購入する際に車検整備付という表示があったのに、車検費用や整備費用などが別途請求された場合は、その中古車販売店とは取引しないほうがいいですよ。

このように考えると車検整備付の車を購入することがお得とはいえません。

可能なのであれば、車検整備付の車でも、車検なしの車でも、中古車販売店に見積書を出してもらい、車検費用・整備費用の内訳を聞くことがベストです。

車検付の中古車はお得なのか??

先ほどは車検整備付の車と、車検なしの車を比較しましたが、「車検付」の車の購入はお得なのでしょうか??

車検付の場合、中古車販売店に並んでいる期間が長いとどうしても車検の残り期間が少なくなってきますので、中古車購入して数カ月で車検を通さないといけないという場合もあります。

また車検付の車の場合は中古車販売店が車検を通したわけではなく、前のユーザーが車検を通したことになるのですが、ディーラー、整備工場、格安車検、ユーザー車検のいずれで車検を通したかが気になるところです。

ディーラー、整備工場だと整備点検記録や、車検・点検を通したときのステッカーがフロントガラス左上部に貼られていますので安心はできます。

これが格安車検やユーザー車検であると24ヶ月点検も行なわれておらず、ただ車検に通しただけの車があり、この車は十分な整備・点検を受けていない車ですので、安心して乗れる車とはいえません。

そう考えると、車検付の中古車は決してお得とはいえず、車検整備付の車や車検なしの中古車のほうが無難だといえるでしょう。

その理由としては以下の3点です。

①購入後の車検の残り期間が長い
②中古車販売店によって整備をしてもらえる可能性もある
③中古車販売店が車検に通すので購入後に不具合があればクレームをいいやすい

安心して中古車に乗るためにも、車検付の車はおすすめできません。

中古車の車検費用・整備費用を調達する方法とは??

車検整備付の車や車検なしの車を購入する場合は、車検費用・整備費用が必要であるとお伝えしました。

車検整備付の車は表示価格に車検費用・整備費用は含まれているだけで、中古車販売店はきちんとこれらのお金をとって利益を得ています。

車検費用・整備費用を簡単に調達するためには、今乗っている車をネットの「車の一括査定サイト(無料)」で高価買取してもらうといいですよ。

一括査定サイトには複数の買取業者が登録されており、あなたの車を買取りしたいという買取業者がたくさんいます。

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さいごに

今回は中古車の車検整備付の意味・費用、車検整備付はお得なのかについてご紹介しました。

中古車を購入する際は、その車が「車検整備付」「車検付」「車検なし」なのかを確認しましょう。

この中で安心できないのは「車検付」の車でしたので、もし車検付の車を購入される場合は、購入後に10000円程の費用はかかりますが、ご自身でディーラーに12ヶ月法定点検を依頼することをおすすめします。

車検付の車は前のユーザーがどのような車の管理をしていたかが不透明な分、おすすめできません。

車検整備付、車検なしの車は、購入後に中古車販売店が車検を通してくれますので、納車後は安心して乗ることができます。

ただ車検費用・整備費用がいくらなのかが分からない「車検整備付」の車を購入する場合は、できることなら車検費用・整備費用がいくらなのかを内訳を中古車販売店に提示してもらうといいです。

車検費用の相場が100000円であることを考えて、高額な費用を請求されているのであれば、別の中古車販売店を探したほうがいいですよ。

車検費用・整備費用を調達するためには、一括査定サイトで今乗っている車を高価買取してもらってくださいね。

今回の記事を参考に、「車検整備付」「車検付」「車検なし」のどれを購入するかを十分に検討なさってみてはいかがでしょうか。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

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