車の下取りと買取りの違いって何?メリット、デメリットを解説

 

「新しく車を買うので今の車を下取りに出すか買取に出すか迷っている…」

「車を下取りに出すのと買取してもらうのではどちらがお得なんだろう?」

「そもそも下取りと買取ってどう違うんだろう?」

何て疑問はありませんか?

新しい車に乗りかえるとき、これまで乗ってきた車を下取りしてもらうのか、車を買取りしてもらうのかを迷っている方がいらっしゃると思います。

また「そもそも車の“下取り”“買取り”ってどう違うの??」とお思いの方もいらっしゃるでしょう。

その違いが分かったとしてもメリット・デメリットにはどのようなものがあるのかを知りたいですよね。

今回は車の下取りと買取りの違い、そのメリット・デメリットについてご紹介します。

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車の下取りと買取りの違いとは??

車を手放すときに使われる「下取り」「買取り」という言葉。

両方とも車を「手放す」ことには変わりありませんが、どのような違いあるのかをご紹介しますね。

車の「下取り」とは??

車の下取りとは、ディーラーや中古車販売店など、車を販売しているところに引取ってもらうことをいいます。

車を引取ってもらうだけでなく、その自動車販売店で新車・中古車を購入することが前提です。

自動車販売店でつけられた下取り金額は、次に購入する車の購入資金にあてられます。

例えば次に購入する車が50万円だとします。

これまで乗ってきた車を下取りに出した結果、下取り金額が20万円だったとしたら、次に購入する車の購入資金は30万円になるのです。

ここでつけられた下取り金額の20万円はあなたの手元に入ってくるお金ではなく、自動的に次の車の購入資金にあてられます。

車の「買取り」とは??

車の買取りは次の車を購入する前提はなく、単に車を売却することをいいます。

車の売却だけですのでディーラーや中古車販売店のように新車・中古車を売っているところである必要はなく、車の買取専門店で車を売ることも可能です。

例えばこれまで乗ってきた車が20万円だったとすると、その20万円が現金であなたの手元に入ってきます。

とはいっても、車の買取査定を受け、売買契約が成立して2日~1週間程たつと、あなたの銀行口座に買取金額が振り込まれますので、すぐにお金が手元に入ってくるわけではないので注意してください。

車の下取り・買取りのメリット・デメリットとは??

先ほどは車の下取り・買取りの違いについてご紹介しました。

では実際に車を手放すときには「下取り」と「買取り」とどちらがいいのでしょうか??

それぞれのメリット・デメリットについてみていきましょう。

下取りのメリット・デメリット

まず下取りのメリット・デメリットについては、以下の表をご覧ください。

メリットデメリット
①下取りは手続きなどの手間がかからない
②下取りにすると新車の値引金額の交渉が可能
③金額がつかない車であっても金額がつく
④買取業者と比べると買取金額が低くなる
⑤下取りは出張査定してくれない
⑥下取り金額は自由に使えるお金ではない

①は、下取りは車を購入する販売店で行なっていますので、車の下取りをしてもらったときの永久抹消登録手続きと、車を購入したときの登録手続きを一括で行なってもらうことができますので、あなたにとっても非常に楽です。

もし車の購入する販売店と車を引取りしてもらう販売店が別々であれば、それぞれの販売店を行き来しなければいけないなど、手間がかかってしまいます。

②は、車を下取りに出す販売店で車を購入するわけですので、販売店側からすると車を購入してもらうお客様を逃したくないため、下取り金額を高くつけてくれる傾向にあります。

とはいっても、④にも関連することですが、他の買取業者のほうが買取金額が高くつく場合がありますので、下取り金額を鵜呑みにしないことをおすすめします。

③は、②の内容と似ていますが、販売店からすると車を購入するお客様を逃したくないため、お客様が持ち込んだ車が0円になってしまうような車であっても、数万円の下取り金額をつけてくれる場合があります。

一例をあげると、本来なら下取り金額が0円であるような廃車にするような車であっても、5万円程の下取り金額をつけた例もありますよ。

④は、車の下取りは買取業者の買取金額よりも査定金額が低くなる傾向にあります。

とくにディーラーの下取りで見られるのは「車種」「年式」「積算走行距離」「ボディカラー」「グレード」ですので、低年式車や過走行車はまず高額な下取りをしてくれません。

また低グレードや不人気のボディカラーも下取り金額も低くなります。

⑤は、下取り査定してもらうときは、ディーラーや中古車販売店に車を持ち込む必要があります。

車買取専門店のような無料出張サービスは基本的にはありませんので、車を下取り査定してもらう際は自分で車を持ち込みましょう。
⑥は、先ほどお伝えしたように下取り金額のお金はあなたの手元に入ってくるのではなく、次の車の購入資金に充てられます。

そのためあなたが自由に使えるお金ではないことを知っておいてくださいね。

買取りのメリット・デメリット

では次に買取りのメリット・デメリットについてみていきましょう。

メリットデメリット
①下取りよりも高く売れる
②専門店などではより高く売ることができる
③下取りより査定がお得である
④手間がかかる
⑤高価買取には交渉力が必要になる
⑥まれにトラブルに巻き込まれる場合がある

①は、先ほどディーラーでの下取りでは「車種」「年式」「積算走行距離」「ボディカラー」「グレード」の5つが査定基準になることをお伝えしました。

またディーラーではイエローブックという本の査定基準を使って下取り金額を計算するのですが、イエローブックには、車の価値は1年に10分の1ずつ減っていくという算出があります。

そう考えると車を引取ってもらうときは、買取業者に車を買取りしてもらったほうが高く売れるのです。

②は、①に関連して、買取業者の中には「ミニバン専門店」「セダン専門店」など、車のジャンルや車種を専門にした買取業者がありますので、あなたが乗っている車の専門店があれば、より高く車を売却することができます。

③は、車の下取りの基準は先ほどご紹介した5つでしたが、買取業者はメーカーオプションやディーラーオプションなど、他の車よりも安全装備・快適装備がたくさんついているものは高く買取りしてくれます。

また自分で車をカスタマイズしている方もいらっしゃると思いますが、例えば高額な社外ナビやホイールなどを装着している車であれば買取金額があがります。

下取りでは装備品までは査定の対象にしてくれませんので、多くの装備品がついている場合は買取査定を選ぶほうがいいでしょう。

④は、単に車を買取りしてもらうだけならその販売店だけとのやり取りだけで済みますが、次に他店で車を購入する場合は、その販売店とのやり取りもしなければいけません。
このときにお客様は車を買取りしてもらって買取金額を手に入れてから、次の車の購入資金にあてようとしますが、購入資金の入金が予定通りでなかった場合は、車を購入する販売店にも迷惑がかかってしまうなどの弊害が起きかねます。

⑤は、先ほど装備品が多いほど車を高価買取してもらえるとお伝えしましたが、自分が評価してほしいパーツを評価してくれていない場合は、自分でそのパーツをアピールする必要があります。

このようにプラス査定の交渉するときは、単に「このパーツは高かったんですよー」というだけでなく、購入した時期・金額・メーカーなどを伝えるとともに、車を査定するときに評価してほしいパーツがどれくらいの価値があるものなのかを調べてから交渉にのぞむほうがいいでしょう。

買取業者から言われた買取金額で納得するのではなく、プラス査定になりそうなところは積極的に自分でアピールしていく必要があります。

⑥は、ディーラーに車を下取りしてもらう場合はトラブルはないといえますが、買取業者に車を買取りしてもらう場合はトラブルが発生する場合があります。

例えば期日通りに買取金額が振り込まれないといった声があります。

もう少し陰湿なものでいうと車を査定してもらったときに提示された買取金額が50万円だったので、その買取金額に納得して買取業者に車を引き渡しました。

その後車を持ち帰った買取業者から連絡がきて「持ち帰ったお客様の車両なんですが、自社でもう一度査定したところ不具合箇所が見つかりましたのでマイナス査定となり、最終的な買取金額は40万円になります」なんてことをいってくる買取業者もいます。

こんなことを言われると「それだったら車を返してくれ」となりますが、「車は返しますがレッカー費用が必要になりますので別途1万円必要になります」なんてことを言ってくる買取業者もありますので注意が必要です。

車の買取りで高価買取をねらうためには??

これまで乗ってきた車を高価買取してもらうためには「下取り」より「買取り」のほうが高く買取ってもらえるとお伝えしました。

車を買取りしてくれる買取業者は国内に何万軒もありますので、その中から高価買取してくれる業者を見つけるのは極めて困難です…。

そこで利用をおすすめするのが、ネットを利用した「車の一括査定サイト(無料)」です。

一括査定サイトを利用すると、あなたのお住まいの近くにあり、あなたの車を高価買取してくれる業者をいくつも紹介してくれます。

紹介してもらったすべての買取業者に査定を依頼できるわけではなく、各一括査定サイトで上限が定められていますので、その範囲内で査定を依頼することが可能です。

基本的にはあなたが希望する日時に車を査定しにきてくれますので、できるだけたくさんの買取業者に車を査定してもらいましょう。

対応が良い買取業者、車を高く買取りしてくれる業者に車を売却したいところですね。

買取業者は車を引取る際のレッカー費用、車の名義変更代行手数料が無料など、さまざまなサービスがあるので、サービス面もしっかりみて買取業者を選んでください。

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さいごに

今回は車の下取りと買取りの違い、そのメリット・デメリットについてご紹介しました。

今乗っている車を手放すとき、これまで良くしてもらったディーラーの営業マンに下取りから次に購入する車の手続きまでを依頼したいという方もいらっしゃると思います。

もちろん人間同士のつながりも大切ですが、お得に車を手放せているかどうかを今回の記事で確認してみてください。

下取り・買取りにはそれぞれメリット・デメリットがあることをご紹介し、記事内では補足もしておきましたので、総合的に下取りがいいのか、買取りがいいのかを考えてみてみましょう。

もし買取りがいい!と思ったのなら、車の一括査定サイトを利用すればあなたに合った買取業者をすぐにみつけることができますよ。

車を高価買取してもらうことで、次に購入する車の購入資金に充てることができますし、買取りの場合は手元に買取金額が入ってきますので、自分がほしかったパーツを購入することも可能です。

今回の記事を参考に、これから車を手放そうとお考えの方は下取りにするのか、買取りにするのかをじっくり考えてみてくださいね。

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