中古車購入の諸費用の相場は?平均いくらくらいかかるの?

「中古車を購入しようと思うんだけど車両費用以外にどういうお金がかかるの?」

「中古車を購入予定だけど、車両費用を含めて総額ってどのくらいなんだろう?」

何て疑問はありませんか?

中古車販売店のプライスカードに書かれている金額は基本的に車両本体価格ですので、その価格にプラスして諸費用がかかります。

中古車販売店によっては総額表示しているところもありますが、総額表示すると購入金額がすごく高くみえるので、多くの販売店では車両本体価格のみを表示することで金額を安く見せ、商談の中で諸費用の話しを持ち出すのが一般的です。

今回は諸費用にはどのような種類があって、平均相場はどれくらいなのかについて詳しくご紹介します。

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中古車購入の諸費用の相場とは??

中古車を購入する際に車両本体価格のほかに、法定費用と代行費用がかかります。

法定費用と代行費用の合計金額は、おおよそ車両本体価格×10~20%程です。

では具体的に法定費用と代行費用についてみていきましょう。

6つの法定費用

法定費用とは、法律で定められている費用で、車を購入する際にかかる税金や保険料のことをいいます。

自動車税

自動車税は、総排気量により異なる税金で、毎年4月下旬から5月上旬に車の使用者の自宅に納付書が届きます。

納付期限は5月31日までで、この期日を過ぎると延滞料が発生しますのでご注意ください。

なお軽自動車の自動車税は「軽自動車税」といい、一律で10800円となっています。

自動車税額については以下の表を参考にしてください。

排気量 (cc)4 月5 月6 月7 月8 月9 月
~ 1000270002450022100196001720014700
1001 ~ 1500316002870025800230002010017200
1501 ~ 2000362003290029600263002300019700
2001 ~ 2500412003750033700300002620022500
2501 ~ 3000467004250038200340002970025500
3001 ~ 3500531004830043500386003380029000
3501 ~ 4000609005540049800443003870033200
4001 ~ 4500701006370057300510004460038200
4501 ~ 6000806007330066000586005130044000
6001 ~1017009250083200740006470055500
排気量 (cc)10 月11 月12 月1 月2 月3 月
~ 10001220098007300490024000
1001 ~ 150014300115008600570028000
1501 ~ 200016400131009800650032000
2001 ~ 2500187001500011200750037000
2501 ~ 3000212001700012700850042000
3001 ~ 3500241001930014500960048000
3501 ~ 40002770022100166001100055000
4001 ~ 45003180025500191001270063000
4501 ~ 60003660029300220001460073000
6001 ~4620037000277001850092000

表に記載されている月は中古車購入月(登録月)を表しています。

例えば6月に1800ccの車を購入した際の自動車税は29600円という見方をしてください。

自動車重量税

自動車重量税は、車両重量により異なる税金で、基本的に1年ごとに税金は発生しているのですが、車の使用者は2年ごとにある車検のときに2年分の重量税を一括して支払うことになっています。

車検付の中古車を購入する場合は次回の車検まで税金を納める必要はありませんが、中古車販売店によっては月割りで重量税を請求してくる場合があります。

車検期間軽自動車~ 0.5t0.5 ~ 1.0t1.0 ~ 1.5t1.5 ~ 2.0t2.0 ~ 2.5t2.5 ~ 3.0t
3 年9900123002460036900492006150073800
2 年660082001640024600328004100049200
1 年33004100820012300164002050024600

新車の車検期間は3年、車検を1回以上受けた車の車検期間は2年、商用車やレンタカーは車検期間が1年です。

車検期間ごとに税額が異なりますので一度確認してみてください。

自動車取得税

自動車取得税は、車を購入(取得)した人が納める税金です。

自動車取得税は新車を購入した場合と中古車を購入した場合で異なり、さらに中古車でも年式が新しい場合と古い場合で異なり、計算式は以下のようになります。

•自動車取得税(普通車) = 取得価額×5%
•自動車取得税(軽自動車) = 取得価額×3%
•取得価額=課税標準基準額(車両本体価格の90%)×残価率

もし取得価額が50万円以下の場合は、自動車取得税は0円になります。

なお取得価額を算出する際に必要な「残価率」は以下の通りです。

経過年数残価率残価率経過年数残価率残価率
( 普通車 )( 軽自動車 )( 普通車 )( 軽自動車 )
1 年0.6810.5624 年0.2150.1
1.5 年0.5610.4224.5 年0.1770
2 年0.4640.3165 年0.1460
2.5 年0.3820.2375.5 年0.1210
3 年0.3160.1776 年0.10
3.5 年0.2610.133

「経過年数」とは、新車を購入してからの経過年数になります。

1月1日から6月30日までの取得を0.5年とし、7月1日から12月31日までの取得が1年としてカウントします。

例えば購入月が2016年3月22日、新車購入月が2013年1月3日の場合は3.5年とします。

自動車取得税の計算例として、課税標準基準額が300万、2.3ヶ月経過している普通車の場合、取得価額=300万×0.382=114.6万円、自動車取得税=114.6万円×5%=5.73万円となります。

また課税標準基準額が100万円、5.2ヶ月経過している普通車の場合、取得価額=100万円×0.121=12.1万円となり、取得価額が50万円以下の場合は自動車取得税0円と計算します。

自賠責保険

自賠責保険は、車を所有する場合に必ず加入しなければならない「強制保険」です。

自賠責保険は中古車販売店でも加入が可能ですが、自賠責保険料は本土、離島、沖縄、沖縄離島によって異なります。

自賠責保険は基本的に車検ごとに加入し、次回の車検満了日に合わせて保険期間を設定します。

ただ車検満了日=自賠責保険満了日にすると、翌日から公道を一切走れなくなってしまうため、車検満了日より1ヶ月程長く自賠責保険期間を設定するのが通常です。

車検が切れたとしても自賠責保険が乗っている場合は、役所で自動車臨時運行許可申請(仮ナンバープレート申請)をして、仮ナンバーをつけることで公道を走ることができます。

このように車検が切れた車であっても仮ナンバーを申請し、自走で車検工場や陸運局でのユーザー車検を受けることができるのです。
以下の表は自賠責保険料を示したもので、中古車を購入した場合は「自賠責保険経過相当額」という項目で、車を購入した月以降の保険料を支払うことが一般的です。

本土
離島
沖縄本島
沖縄離島
普通車軽自動車普通車軽自動車普通車軽自動車普通車軽自動車
12 ヶ月1794015010731064309300930073105490
13 ヶ月1901015840751065509660966075105530
24 ヶ月306802488096307870135601356096306010
25 ヶ月317202568098207990139101391098206050
36 ヶ月43170345501190092801774017740119006510
37 ヶ月44190353401208094001808018080120806560

軽自動車の24ヶ月分の自賠責保険料を比較すると、沖縄県は本土の50%程、離島は30%程、沖縄県の離島は20%程とかなりの差がありますが、この背景として原則として島には鉄道がなく移動手段を自家用車に頼らざるを得ないことがあることから、自賠責保険料が安く設定されています。

リサイクル料金

リサイクル料金は、最終的に車を解体するときに必要な費用で、この料金は自動車リサイクル法によって前払いで支払うことが義務づけられています。

リサイクル料金は車種やグレードによって費用が異なるため、先ほどの自動車税や自動車重量税のように、表にすることはできませんが、費用の相場は10000~20000円程です。

リサイクル料金は中古車として車を売却したときに戻ってくるお金ですし、車を廃車にする場合はリサイクル料金が支払われている場合は解体費用が無料になります。

消費税

消費税は、商品を購入する際には必ずかかる税金で、2018年4月現在では8%となっています。

中古車の場合、車両本体価格、オプション費用、代行費用など、法定費用を含まない金額に対して8%かかります。

4つの代行費用

代行費用とは、中古車を購入する際は登録手続きや車庫証明手続きなどを行なう必要がありますが、これらを中古車販売店の営業マンに代行してもらう際に発生する費用のことをいいます。

代行費用は中古車販売店によって金額はさまざまですので、中古車を購入する際にいくら費用がかかるかをチェックする必要があります。

また法定費用の様に法律で決まっているものではないので、代行費用については値引き交渉が可能です。

ここでは代行費用の相場をご紹介しますが、もし相場からかけ離れた代行費用が請求されたり、今回の記事に記載されていない代行費用を請求された場合は、その内訳を中古車販売店に確認する必要があります。

車両登録代行費用

中古車を購入した際は、あなたのお住まいを管轄している陸運局へ出向いて名義変更登録または中古車新規登録手続きを行なう必要があります。

陸運局での登録手続きは自分でも行なうことが可能ですので、ネットや陸運局で書類の書き方のサンプルを見ながら、自分で書類を作成することで車両登録代行費用は0円にすることができます。

もし中古車販売店に登録手続きを代行してもらう場合の代行費用相場は30000円以内です。

車庫証明代行費用

中古車でも普通車を購入した場合は、お住まいを管轄している警察署で車庫証明の申請手続きをしなければいけません。

車庫証明の申請手続きの際には3000円以内の証紙を購入する必要がありますが、自分で車庫証明の申請手続きを行なった場合は、車庫証明代行費用は0円です。

もし中古車販売店に車庫証明申請手続きを代行してもらう場合の代行費用相場は20000円以内です。

納車費用

中古車を購入した際にあなたの自宅まで車を運ぶための費用です。
中古車販売店はお客様の車を積載車に積んで納車しますが、納車費用はおおよそ車で30分以内の距離であれば10000円以内、車で2時間以内の距離でしたら30000円以内が相場です。

洗車費用/クリーニング費用

中古車の洗車や内装・外装のクリーニングをしてもらう際に必要な費用で50000円以内が相場です。

あらかじめ洗車やクリーニングされている場合もこの費用は発生しますし、逆に洗車やクリーニングが必要なければこの費用は0円にすることができます。

0円であってもサービスで簡単に洗車や車内の掃除くらいはしてくれますよ。

中古車の諸費用シミュレーション

ここではトヨタ・プリウスを例に諸費用を計算してみますね。

・車種 プリウス
・年式 2014年式
・排気量 1800cc
・車両重量 1350kg
・車検なし
・購入場所 愛知県
・登録年月 2015年11月
・車両本体価格 1850000円

費用金額費用金額
自動車税13100 円消費税148000 円
自動車重量税24600 円車両登録代行費用10000 円
自動車取得税46703 円車庫証明代行費用10000 円
自賠責保険30680 円納車費用20000 円
リサイクル料金11350 円洗車費 / クリーニング費30000 円

表の法定費用・代行費用を合計すると3604433円になります。

冒頭でもお伝えしたように、法定費用と代行費用の合計金額はおおよそ車両本体価格×10~20%程を見積もっておくといいでしょう。

中古車購入時の諸費用にかかるお金を調達する方法とは??

先ほどトヨタ・プリウスで法定費用・代行費用のシミュレーションを行なったように、諸費用の合計金額はおおよそ車両本体価格×10~20%程であることが分かりました。

金額にすると30万円を超えていますので、諸費用だけでも出費が多いことが分かります。

中古車を購入するために諸費用分のお金だけでもすぐに準備したいところですよね。

そこで利用をおすすめするのが、ネットを使った「車の一括査定サイト(無料)」です。

今乗っている車を、一括査定サイトを利用して売却することで、次に購入する車の諸費用を稼いでしまいましょう。

一括査定サイトを利用することであなたの車を高価買取してくれる買取業者が集まってきますので、一番高く買取りしてくれる業者に車を売るといいですよ。

この方法を利用することで諸費用分のお金をまかなうことができますね。

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さいごに

今回は諸費用にはどのような種類があって、平均相場はどれくらいなのかについて詳しくご紹介しました。

中古車を購入するためには車両本体価格だけでなく、さまざまな諸費用がかかることがご理解いただけたことでしょう。

諸費用の合計金額は車両本体価格×10~20%程ですので、法定費用の6種類、代行費用の4種類で、それぞれいくらかかってくるかを中古車販売店に見積りを出してもらいましょう。

諸費用にかかるお金を調達するためには、今乗っている車を一括査定サイトを利用して高価買取してもらってくださいね。

今回の記事を参考に、中古車を購入するときの諸費用を把握して自分に合った車を購入してくださいね。

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