改造車とノーマル車ってどちらが買取価格が高いの？純正、社外パーツ別解説

 

「車を売りたいんだけど改造していると高く売ることができるの？」

「改造車とノーマル車って買取額はどのくらい違うの？」

何て疑問はありませんか？

ディーラーで販売されている車をそのままの状態で乗っている方もいれば、改造して乗っている方もい
ます。

改造することで個性が出てきますし、改造するためのパーツを販売している業者もたくさんありますね。

もし車を買取り出すとき、改造車とノーマル車ではどちらが高く売れるのでしょうか？？

今回は改造車とノーマル車ではどちらが高く売れるのかについてご紹介します。

車買取で改造車とノーマル車ではどちらの買取金額が高いのか？？

車を買取査定に出すときに、改造車を売る方はとくに「改造車とノーマル車ではどちらのほうが買取金額が高いんだろ…」と気になりますよね。

この結論は「改造の仕方によって改造車が高く買取りされるときもあれば、ノーマル車が高く買取りされるときもある」となります。

ではなぜそのような結論になるのかをみていきましょう。

純正オプションの改造車であればノーマル車より高く買取りされる

各自動車メーカーは、ノーマル車の販売はもちろんのこと、純正のカスタマイズオプションパーツを販売していることをご存じでしょうか？？

以下の表が、各自動車メーカーが出している純正のカスタマイズオプションパーツです。

自動車メーカー	カスタマイズメーカー
トヨタ	モデリスタ (MODELLISTA) 、 G’z 、 TRD 、トムス (TOM’S)
日産	ニスモ (NISMO) 、オーテック (AUTECH)
ホンダ	モデューロ (Modulo) 、無限 (MUGEN)
マツダ	マツダスピード (MAZDA SPEED)
スバル	STI
三菱	シグマスピード
ダイハツ	D-SPOT
スズキ	スズキワークステクノ (SWT)

これらのパーツは各自動車メーカー専用パーツで、その車にぴったりでスタイリッシュなパーツです。

各パーツをみても高価なものばかりだと分かります。

これらのパーツをつけた改造車はノーマル車より高く買取りされる傾向が強いです。

実際にトヨタの2つの人気車種を例にみてみましょう。

＜トヨタ・アクア＞ 5D ・ 2WD
グレード	年式	積算走行距離	買取金額
G G’z	2015 年	42,000km	1,200,000 ～ 1,230,000 円
G	2015 年	43,000km	970,000 ～ 1,020,000 円
＜トヨタ・プリウス＞ 5D ・ 2WD
グレード	年式	積算走行距離	買取金額
S ツーリングセレクション・ G’z	2015 年	49,000km	1,510,000 ～ 1,540,000 円
S ツーリングセレクション	2015 年	45,000km	1,050,000 ～ 1,090,000 円

同じ年式でほぼ同じような積算走行距離の車をそれぞれ比較しています。

同じ車種であっても、カスタマイズオプションパーツがついているだけで、実際の買取金額に数十万円の差があることが分かりますね。

各自動車メーカーのカスタマイズオプションパーツには、フロントバンパー、リアスポイラー、再度スポイラーといったエアロパーツが用意されているのですが、これらがついていると買取査定が高くなる可能性が大きいです。

基本的にはエアロパーツがすべて装着されている車であれば高く評価されますが、買取業者によってはすべてのエアロパーツがそろっていなくても単体で評価してくれる場合もあります。

では具体的にどれくらいのプラス査定になるかは、下記をご覧ください。

車種	クラス	1 年未満	2 ～ 3 年	4 ～ 5 年	6 年以上
乗用車系	上級普通車	70,000 円	60,000 円	50,000 円	40,000 円
	普通車	50,000 円	40,000 円	30,000 円	20,000 円
	軽自動車	40,000 円	30,000 円	20,000 円	10,000 円
キャブワゴン系	上級普通車	90,000 円	70,000 円	60,000 円	50,000 円
	普通車	70,000 円	50,000 円	40,000 円	30,000 円
	軽自動車	50,000 円	40,000 円	30,000 円	20,000 円

上記はすべてのエアロパーツが装着されているときのプラス査定金額の目安です。

純正のカスタマイズオプションパーツがついていると「改造車」であることには間違いありませんが、買取査定でもこれだけ高く評価してくれるのは嬉しいですね。

純正のカスタマイズオプションパーツ以外では、スチールホイールが装着されているより、純正アルミホイールが装着されているほうが買取金額は高くなります。

ヘッドライトもハロゲンのヘッドライトを装着しているより、純正HIDや純正LEDヘッドライトを装着しているほうが買取金額は高くなるのです。

このように純正品パーツは買取査定で高く評価されることがお分かりいただけましたね。

つまり純正のカスタマイズオプションパーツで改造している車は、ノーマル車より高く買取りされる可能性が十分にあります。

関連記事になります。合わせてご覧ください。

社外品の改造車であればノーマル車より買取金額が高いかはまちまち

街なかを走っている車をみると、純正のカスタマイズオプションパーツより、社外品パーツで改造している車のほうが多く見かけます。

では社外品パーツを装着していると買取金額はどうなるのでしょうか？？

社外品パーツのプラス査定は買取業者の裁量次第

社外品パーツについては、種類がたくさんありすぎるのが現状ですが、中には人気メーカーの社外品パーツもあります。

例えばカーナビやモニターであれば、カロッツェリアやアルパインは人気ですよね。

ではカロッツェリアやアルパインのカーナビが装着されているとプラス査定になるのかというと、それは買取業者の判断により変わってきます。

例えそのナビが人気商品であったとしても、一般的な買取査定の基準の中にも、カーナビメーカーによっての買取金額が決められているわけではありません。

このことはカーナビだけに限らず、ホイールなど、その他のパーツにも同じことがいえるのです。

あなたが「人気商品だからプラス査定になる」と思っていても、プラス査定になることは大きく期待しないほうがいいでしょう。

あなたがカロッツェリアのナビが好きで、しかも人気商品だからプラス査定になると思っても、買取業者は「人気商品かもしれないけれど、社外品に万人受けする商品はなく、好みが分かれるためプラス査定がつけられるわけではない」と言うのです。

しかし車を買取査定に出したときに、あなたがプラス査定にしてほしいパーツがあるのであれば、そのパーツを「いつ・どこで・いくらで購入したか」を伝えて、どのような機能があるのかを説明することで、若干のプラス査定は期待できるかもしれません。

中古車査定士といっても、世の中にあるすべてのパーツを熟知しているわけではないので、あなたの交渉次第では査定がプラスになるでしょう。

車検に通らない改造パーツはマイナス査定

改造パーツの中でも、車検に通らないパーツを装着している車は基本的にマイナス査定になります。

車高を低くすることでスタイリッシュに見せる「ローダウン」という改造をしている場合、地上からの車体の一番低い部分の距離が9cm以下であれば車検に合格することができません。

つまり車高を下げている社外品パーツがついているとマイナス査定の対象になります。

またタイヤ・ホイールも車幅からはみ出ているものに関しては車検に合格できません。

ヘッドライトを改造している場合も、ヘッドライトのケルビン数(色温度)が6,000K以上のものは、ライトの色が青白くなり、車検には不合格になります。

軽自動車にお乗り方は規定サイズを超えるエアロパーツを装着している場合は、車検が通りません。

軽自動車のボディは、全長3,400mm×全幅1,480mm×全高2,000mmと決まっており、このうちのいずれかのサイズが超えていると車検に合格できないのです。

マフラーを改造している車もありますが、マフラーは車のボディから飛び出してはいけませんし、音にも以下のような基準があります。

＜普通車・小型自動車の場合＞
エンジン後方	100 デジベル
エンジン後方以外	96 デジベル
＜軽自動車の場合＞
エンジン前方	97 デジベル
エンジン前方以外	97 デジベル

車検は国が定める保安基準に基づいて行なわれているもので、車が安全に走行するための基準ですので、車検に合格できない社外品パーツは無条件でマイナス査定になると思っておきましょう。

総合的に考えると、社外品パーツで改造している車より、ノーマル車のほうが高く買取りされる傾向が強いのです。

車買取でノーマル車より高くならない改造車を高価買取してもらうためには？？

先ほどは社外品パーツで改造した改造車は、ノーマル車より高く買取りされないことをお伝えしました。

買取業者でも、社外品パーツでの改造車を専門にしているところであれば、車を高く買取りしてくれるでしょう。
しかし買取業者の多くは、買取りした車を自社の店舗で販売するのではなく、業者オークションに出品するため、改造車よりノーマル車のほうを好むのです。

業者オークションで落札される車は、改造車ではなくてノーマル車ですからね。

だから買取業者は改造車を買取りしたとしても、自社で純正パーツに交換してから業者オークションに出品しています。

これが実に面倒くさい作業で、時間も労力も奪われるため、改造車は基本的にマイナス査定になるのです。

だからといって決して改造車が高価買取されないわけではありません。

ネットを使った「車の一括査定サイト(無料)」を利用すれば、あなたの改造車を高く買取りしてくれる業者が見つかります。

一括査定サイトに登録されている買取業者は、さまざまな特徴をもっていて、改造車を好き好んで高価買取する業者もあります。

そのような買取業者はカスタマイズカーを専門に販売している業者が多く、お客様から買取りした車を点検・整備して直接店舗で販売するのです。

もしそれで車が売れなかった場合でも、社外品パーツを取り外して中古パーツとして販売する販路をもっていますので、車が売れなくてもパーツで利益を得ています。

社外品パーツでの改造車を所有している方は、ぜひこのような買取業者と出会ってほしいです。

一括査定サイトを利用すると、早ければ翌日にでも買取業者が車を査定してくれますので、すぐに車を引取ってもらうこともできますよ。

気になる買取金額ですが、基本的には車を査定してもらった直後に提示してくれますし、あなたが買取金額に納得して売買契約を結べば、1週間程で買取金額を手にすることができます。

このようにあなたが「売れない」と思っていた改造車でも、スピーディーに買取りしてもらうことができますので、ぜひ一括査定サイトを利用してみてくださいね。

詳しくはこちらをどうぞ。

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さいごに

今回は改造車とノーマル車ではどちらが高く売れるのかについてご紹介しました。

改造車の中でも、自動車メーカーが販売している純正のカスタマイズオプションパーツを装着している場合は、買取査定のときに高く評価されることがほとんどです。

それに対して社外品パーツでの改造車の場合は、社外品のパーツの価値が買取業者によってさまざまですので、どれだけのプラス査定になるかは、買取業者の判断次第でしたね。

ただ社外品パーツは「人気商品」と言われているものでも、万人受けされているパーツはないというのが一般的な見方ですので、あなたが思っているほど高く評価してくれないと思ってくださいね。

結果的に、買取査定のときに高く評価されるのは「純正パーツ」であることを知っておきましょう。

だからといって社外品パーツでの改造車は高く売れないわけではありません。

一括査定サイトを利用すれば、改造車を高く買取りしてくれる業者を見つけることができますので「高く売れない…」と落ち込まずに、一括査定サイトを利用しましょう。

今回の記事を参考に、純正パーツが装備された車は改造車より高く買取りされることを知っていただき、今後の車買取りに役立ててくださいね。