新車の購入は何百万円もする大きな買い物ですので、支払方法に関しては家計と相談して考える必要があります。
現金一括で支払うと金利がかからないためお得な気がしますが、ローンで支払うとまとまったお金がなくても新車を購入することができます。
また最近では新車を購入するのではなく「リース」する方が増えていますが、リースでの新車の手に入れ方はお得なのでしょうか。
今回は新車の買い方は現金一括・ローン・リースのどれがお得なのかについてご紹介します。
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もくじ
新車を手に入れる際の支払方法のメリット・デメリットとは??
新車を手に入れる際の支払い方法のメリット、デメリットについて解説します。
新車を手に入れる支払方法とは??
支払方法はおもに以下の4つになります。
①現金一括
②自動車ローン
③残価設定型自動車ローン
④リース
これらの支払い方にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
以下の表をご覧ください。
メリット | デメリット |
|
---|---|---|
①現金一括 | ・金利や手数料などがかからない ・毎月の支払いがない | ・貯蓄から大金が一気になくなる ・大金を準備しなければならない |
②自動車ローン | ・現金がなくても購入できる ・自分のペースで支払いができる | ・金利や手数料などがかかる ・返済困難の場合は車を手放す必要あり |
③残価設定型自動車ローン | ・月々の支払が少なくなる ・契約終了時の買取額が保証される | ・走行距離の制限がある ・事故や汚れなどの制限がある |
④リース | ・かかる費用は毎月のリース料のみ ・手軽に新車に乗ることができる | ・自分仕様のカスタムができない ・事故後も残債を支払う必要がある |
現金一括
①の現金一括は、新車購入は何百万円と必要ですが、一度支払ってしまうと毎月の支払いを気にせずに車をもつことができますし、車検証の所有者・使用者があなたの名義になります。
ローンを組むときは金利や手数料がかかりますが、余計な費用がかからないのは最大のメリットですね。
万が一収入が途絶えたとしても、車にかかる維持費さえ支払うことができれば車を手放す必要はありません。
ただ大金が一気になくなるため、新車を購入した後の生活資金は十分に計算しておかなければいけませんね。
自動車ローン
②の自動車ローンは、新車購入金額と諸費用の総計を分割で支払う方法です。
一度に大金を支払う必要がないため、新車を購入するときは多くの方がローンを組みます。
このときの車検証の所有者はローン会社またはディーラーになり、使用者があなたの名義になります。
ローンを組むときは支払回数を決めますが、支払回数が多いほど月々の支払金額は少なくなります。
ただ支払回数が多くなるとその分金利がかさんでしまい、支払う総計が多くなってしまうのです。
もし収入が途絶えた場合は、車を売却するなどして手放さなければいけなくなります。
ローンの返済を滞納してしまうと金融機関の信用情報に傷がついてしまい、今後ローンを組みにくくなる可能性が出てきます。
ローンを組む場合は無理なく返済できる金額なのかを検討し、返済に滞りがないように計画をたてましょう。
残価設定型自動車ローン
③の残価設定型自動車ローンは、②の自動車ローンとはしくみが異なります。
例えば新車購入金額が200万円の車を購入するとしましょう。
②の自動車ローンの場合、3年36回払いで返済するとなると、200万円に金利を含めた金額を36回に分割して返済します。
それに対して③の残価設定型自動車ローンは、3年かけて200万円の購入金額を返済する場合、3年後の「残価」を設定します。
例えばここでは50万円の残価とすると150万円を3年かけて支払いながら新車を購入することになります。
36回の支払回数のうち、35回は150万円を分割した額を月々支払っていき、36回目には残価分を何かしらの方法で支払うのです。
50万円の残価にも金利が上乗せされますが、②の自動車ローンと比べると月々の支払いが楽になります。
リース
④のリースは、5年以上の中長期にわたって車を「借りる」形で車を手に入れることをいいます。
リースはディーラーと約束した期間は車を返却することができず、返却の場合には違約金が必要です。
リースで新車をもった場合はリース代のみの支払いになり、新規登録諸費用、毎年の自動車税、車検の際に必要な重量税、自賠責保険料を支払う必要がありません。
ここまで聞くと「①~④の中で考えるとリースで新車を手に入れるのが一番お得なのでは??」と思われるでしょう。
ではここで①~④の支払方法のシミュレーションをしてみましょう。
支払方法別にシミュレーションすると支払金額はどうなるのか??
①~④の支払方法で、どれが一番お得なのかを比較してみましょう。
車両本体価格が1886760円、総排気量1500cc、走行距離が月に2000km以内、車を7年(84ヶ月)間保有を想定したシミュレーションですので、あくまでも一例とお考えください。
①現金一括 | ②自動車ローン ( 金利 4.8%) | ③残価設定型自動車ローン ( 残価 50 万円・金利 4.8%) | ④リース | |
---|---|---|---|---|
月々支払金額 | 2186637 円 購入時支払金額 | 30600 円× 83 回 初回のみ 31223 円 | 25941 円× 83 回 84 回目残価 50 万円+金利 | 38340 円× 84 回 |
車検費用+ オイル交換費用 | 400000 円 | 400000 円 | 400000 円 | リース代に含む |
自動車税 | 172500 円 | 172500 円 | 172500 円 | リース代に含む |
7 年間総計 | 2759137 円 | 3143523 円 | 2653103 円+金利 | 3220560 円 |
車検費用は100000円で車検回数を3回(初回3年、以後2年)=300000円で試算。
オイル交換費用は毎回7000円のオイルを半年ごとに交換×13回=91000円と、オイルエレメント1500円を1年ごとに交換×6回=9000円の、合計100000円で試算。
自動車税は2年間免税、以後34500円×5年=172500円で試算。
7年間の総計ではやはり①の現金一括で支払うのが一番安く済みますね。
③の残価設定型自動車ローンは、7年間の総計が2653103円+金利となっていますが、これは残価の50万円に金利がかかるためです。
現金一括と残価設定型自動車ローンでは7年間の総計が僅差ではありますが、残価設定型自動車ローンの場合は最終支払回のときに残価とその金利をすべて支払わないといけませんので、その負担は大きいですよね。
残価分を再び分割にすることも可能ですが、その場合は残価の50万円にもともとついていた金利+分割にしたときの金利が発生するため、二重に金利を支払う必要がありますので、場合によっては7年間総計が多額になります。
④のリースは、税金や車検代が必要ないため「リースにしよう!」と思った方が多いかもしれませんが、7年間保有すると①~③よりも支払う金額が多いことに気づきます。
そのうえ自分仕様にカスタムすることができませんし、リースの場合は年間に走行できる距離制限が設けられますので、自由に車を使えないというのが難点です。
総合的に考えると現金一括で支払うのが最も良いのですが、まとまったお金がない場合は②の自動車ローンで新車を購入することをおすすめします。
ディーラーで扱っている自動車ローンは金利が4%以上と高いものが多いため、オートローンを扱っている信販会社だと0.9%と最低金利のものがありますし、銀行系ローンでも1%台の金利のものがありますので検索してみてはいかがでしょうか。
新車購入資金を少しでもつくる方法とは??
新車を購入するのにはまとまったお金があることに越したことはありません。
まとまったお金をつくる方法としておすすめするのが、今乗っている車を高価買取してもらうことです。
「車の一括査定サイト(無料)」を利用すると、あなたの車を買取りたい買取業者から電話またはメールがきますので、そこでいつ車を査定してもらうのかを双方で決めましょう。
複数の買取業者に車を査定してもらうことで、どこの買取業者が高価買取してくれるのかが分かりますので、一番高い金額で買取りしてくれる買取業者に車を売りましょう。
そうすることで新車を購入する際の資金が少しでもつくれますし、買取金額を頭金として使うだけでも今後の支払いが楽になりますよ。
また新車を購入する場合は3月、9月、年末年始、月末のいずれかであると安く販売してくれますのでこれらの時期をねらってディーラーへ出向くといいでしょう。
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さいごに
今回は新車の買い方は現金一括・ローン・リースのどれがお得なのかについてご紹介しました。
それぞれの支払方法についてシミュレーションを行ないましたが、一番お得な新車購入の支払方法は現金一括でした。
まとまったお金がない場合は、自動車ローン、残価設定型自動車ローン、リースという方法がありましたが、支払方法のメリット・デメリットもふまえて総合的に考えると、従来の自動車ローンで支払うのがお得です。
ディーラーでも自動車ローンの扱いはありますが、オートローンや銀行系ローンのほうが金利が安いので、まずはそちらの審査から通してみるといいでしょう。
いずれの支払方法にしても少しでもお金があったほうが新車は購入しやすいので、今乗っている車を一括査定サイトで高価買取してもらうこともおすすめしましたね。
ディーラーが新車を安く販売する時期をねらって新車を購入することでさらにお得に新車を購入することができます。
今回の記事を参考に、自分に合った新車の購入資金の支払い方を選んでくださいね。
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