車の買取で車検の残り月数って査定に影響するの？〇ヶ月目に売るのがおすすめです

 

「車を売りたいんだけど車検の月数が結構残っているので悩む…」

「車を売るときって車検の残り月数って買取額に影響するの？

何て疑問はありませんか？

車を買取りに出すときに、車検の残り月数がたくさんあるほど、そのまま名義変更手続きをすれば車検有効のまま乗り続けることができますので、あなたにとってはプラス査定にしてほしいところですよね。

車買取のときに、車検の残り月数があるのとないのでは、買取査定に影響するのでしょうか？？

今回は、車買取で車検の残り月数によって、査定に影響するのかについてご紹介します。

車買取で車検の残り月数によって買取金額に影響はあるのか？？

今乗っている車を買取りに出すと決めたとき、車検が残り月数がある車はプラス査定になるのであれば、月が変わる前に車を売却に出したいですよね。

では具体的に車を買取りしてもらう場合、車検の残り月数によって査定金額がどのように影響しているのかをみてみましょう。

車買取で車検残り月数があるとプラス査定になる

車を買取りに出すときに、車検の残り月数があると、以下のようなプラス査定になります。

車検残 ( ヶ月 )	36	35	34	33	32	31
普通車	56,000 ～ 106,000 円	55,000 ～ 103,000 円	54,000 ～ 100,000 円	53,000 ～ 97,000 円	52,000 ～ 94,000 円	51,000 ～ 91,000 円
軽自動車	42,000 円	41,000 円	40,000 円	39,000 円	38,000 円	37,000 円
車検残 ( ヶ月 )	30	29	28	27	26	25
普通車	50,000 ～ 88,000 円	49,000 ～ 85,000 円	48,000 ～ 82,000 円	47,000 ～ 79,000 円	46,000 ～ 76,000 円	45,000 ～ 73,000 円
軽自動車	36,000 円	35,000 円	34,000 円	33,000 円	32,000 円	31,000 円
車検残 ( ヶ月 )	24	23	22	21	20	19
普通車	44,000 ～ 70,000 円	41,000 ～ 65,000 円	38,000 ～ 60,000 円	35,000 ～ 55,000 円	32,000 ～ 50,000 円	29,000 ～ 45,000 円
軽自動車	30,000 円	28,000 円	26,000 円	24,000 円	22,000 円	20,000 円
車検残 ( ヶ月 )	18	17	16	15	14	13
普通車	27,000 ～ 41,000 円	25,000 ～ 37,000 円	23,000 ～ 33,000 円	21,000 ～ 29,000 円	19,000 ～ 26,000 円	17,000 ～ 23,000 円
軽自動車	18,000 円	16,000 円	14,000 円	12,000 円	10,000 円	8,000 円
車検残 ( ヶ月 )	12	11	10	9	8	7
普通車	15,000 ～ 20,000 円	13,000 ～ 17,000 円	12,000 ～ 15,000 円	10,000 ～ 13,000 円	8,000 ～ 11,000 円	7,000 ～ 9,000 円
軽自動車	7,000 円	6,000 円	5,000 円	4,000 円	3,000 円	2,000 円
車検残 ( ヶ月 )	6	5	4	3	2	1
普通車	5,000 ～ 7,000 円	4,000 ～ 5,000 円	2,000 ～ 3,000 円	―	―	―
軽自動車	2,000 円	1,000 円	1,000 円	―	―	―

また車検が残っている車には自賠責保険の残り月数もありますので、以下のようにその分もプラス査定にしてもらえます。

保険残 ( ヶ月 )	24	23	22	21	20	19
普通車	18,000 円	17,000 円	17,000 円	16,000 円	15,000 円	14,000 円
軽自動車	15,000 円	15,000 円	14,000 円	13,000 円	13,000 円	12,000 円
保険残 ( ヶ月 )	18	17	16	15	14	13
普通車	13,000 円	12,000 円	12,000 円	11,000 円	10,000 円	9,000 円
軽自動車	11,000 円	11,000 円	10,000 円	9,000 円	8,000 円	8,000 円
保険残 ( ヶ月 )	12	11	10	9	8	7
普通車	8,000 円	7,000 円	6,000 円	6,000 円	5,000 円	4,000 円
軽自動車	7,000 円	6,000 円	5,000 円	5,000 円	4,000 円	3,000 円
保険残 ( ヶ月 )	6	5	4	3	2	1
普通車	3,000 円	2,000 円	2,000 円	1,000 円	―	―
軽自動車	3,000 円	2,000 円	1,000 円	1,000 円	―	―

もし車検を受けたばかりで24ヶ月の車検残り期間がある車の場合、普通車は44,000～70,000円、軽自動車は30,000円のプラス査定になります。

それに合わせて車検の残り期間が24ヶ月あるということは、自賠責保険の残り期間も24ヶ月あると考えると、普通車で18,000円、軽自動車で15,000円のプラス査定になるのです。

つまり車検のプラス査定金額と、自賠責保険のプラス査定を合算すると、普通車で62,000～88,000円、軽自動車で45,000円のプラス査定になると計算できます。

しかし計算したこの金額はあくまでも買取業者が最大限のプラス査定をつけたときの目安であって、実際はここまでのプラス査定がつけられることはほとんどありません。

プラス査定をつけるかの裁量は買取業者にあるのです。

ここまでお読みになった方の多くは「たったこれだけのプラス査定か…」と思われた方が多いはず。

なぜならプラス査定金額より、車検費用のほうがかかっているからです。

ではプラス査定金額より車検費用のほうが高いことを知るために、次は車検費用についてみていきましょう。

車を車検に通すときにかかる費用

車を車検に通すときは、法定費用と車検整備費用が必要です。

ではそれぞれ費用がどれくらいかかるのかみていきます。

法定費用

車検時に必要な法定費用は、以下のように自動車重量税と自賠責保険料の2つになります。

法定費用＜自動車重量税＞
車検期間	軽自動車	～ 0.5t	0.5 ～ 1.0t	1.0 ～ 1.5t	1.5 ～ 2.0t	2.0 ～ 2.5t	2.5 ～ 3.0t
2 年	6,600 円	8,200 円	16,400 円	24,600 円	32,800 円	41,000 円	49,200 円
1 年	3,300 円	4,100 円	8,200 円	12,300 円	16,400 円	20,500 円	24,600 円

法定費用＜自賠責保険料＞
	本土		離島		沖縄本島		沖縄離島
	普通車	軽自動車	普通車	軽自動車	普通車	軽自動車	普通車	軽自動車
24 ヶ月	30,680 円	24,880 円	9,630 円	7,870 円	13,560 円	13,560 円	9,630 円	6,010 円
25 ヶ月	31,720 円	25,680 円	9,820 円	7,990 円	13,910 円	13,910 円	9,820 円	6,050 円

車検整備費用

あなたが陸運局でユーザー車検を受ける場合は、車検整備費用は必要ありませんが、もしディーラーや整備工場で車検を受ける場合には、工場で車を整備してもらうため、車検整備費用が必要です。

工場で車検整備を受けるときは24ヶ月法定点検を受けるのが一般的ですので、その点検費用が車検整備費用と思ってください。

ディーラーや整備工場によって車検整備費用は異なりますが、基本整備点検費用はおおよそ10,000円以上になります。

車検費用相場いくらになるのか？？

先ほどご紹介した法定費用と車検整備費用を合計すると、おおよそ以下の金額になります。

＜車検費用相場；法定費用＋車検整備費用＞
種別	総重量	車検費用
軽自動車	全車	約 50,000 ～ 70,000 円
小型乗用車	総重量 1.0t 以下	約 60,000 ～ 80,000 円
中型乗用車	総重量 1.5t 以下	約 70,000 ～ 90,000 円
大型乗用車	総重量 2.0t 以下	約 80,000 ～ 100,000 円
大型乗用車	総重量 2.5t 以下	約 90,000 ～ 110,000 円

もしディーラーや整備工場に車検を依頼したときに、部品を交換しなければならない場合は、上記の費用に追加して、部品代や工賃が発生します。

先ほど車検・自賠責保険が24ヶ月残っている場合のプラス査定が、普通車で62,000～88,000円、軽自動車で45,000円が最大金額とお伝えしましたが、車検費用のほうが高くついていることがお分かりいただけたでしょうか？？

このように車買取のときに、車検や自賠責保険の残り月数があるとプラス査定になるため、買取金額に影響を与えますが、それほど大きなプラス査定にならないのです。

私も大手買取業者に、車検・自賠責保険の残り月数が20ヶ月ある車を買取査定に出しましたが、プラス査定は一切ありませんでした…。

車買取で車検の残り月数が少ない車は車検に通さずそのまま買取りに出そう

車買取のときは、車検や自賠責保険の残り月数がある車であっても、それほど大きなプラス査定にならないことをお伝えしました。

なぜ車検や自賠責保険の残り月数があるのに大きなプラス査定にしてくれないのでしょうか？？

それは買取業者があなたの車を買取りしたあとの転売の仕方が大きく関わっているのです。

車買取業者が「名義変更手続き」で車を買取る場合

あなたの車を買取りした業者は、あなたの車の名義を買取業者の名義にする場合があります。

この手続き方法を「名義変更手続き」といいます。

買取業者があなたの車を買取りして、名義変更手続きするメリットとしては、あなたの車検・自賠責保険の残り月数をそのまま引き継ぐことができるのです。

車検・自賠責保険の残り月数を引き継ぎできるということは、買取業者はその車を「車検付」で販売することができます。

車の購入を考えている人からすると、「車検付」の車は「車を購入するとすぐに乗ることができる」というイメージをもっているからです。

買取業者が車を売りやすいという面ではメリットですが、実はデメリットもあります。

買取業者はあなたから買取りして車を名義変更手続きすることで、車検・自賠責保険の残り月数を引き継げますが、見方を変えると、早く車を売らなければ、車検・自賠責保険の残り月数がどんどんなくなってしまうのです。

もし車検・自賠責保険の残り月数がなくなってしまうと、買取業者はその車を売りにくくなってしまいますよね。

それだけではなく、4月1日時点で陸運局に登録されている車には自動車税が課せられます。

地域よりますが、自動車税の納付期限は5月31日までで、期日を過ぎると延滞料金が発生するだけでなく、次の車検が受けられなくなるのです。

「それなら買取業者が一旦自動車税を納めたらいいんじゃないの？？」と思われますが、以下のように自動車税は結構バカにならない金額になっています。

＜自動車税＞
総排気量 (cc)	～ 1,000	1,000 ～ 1,500	1,500 ～ 2,000	2,000 ～ 2,500	2,500 ～ 3,000
税額	29,500 円	34,500 円	39,500 円	45,000 円	51,000 円
総排気量 (cc)	3,000 ～ 3,500	3,500 ～ 4,000	4,000 ～ 4,500	4,500 ～ 6,000	6,000 ～
税額	58,000 円	66,500 円	76,500 円	88,000 円	111,000 円

軽自動車でも、軽自動車税が10,800円するので、車種によっては買取業者がこれをたて替えるとすると負担がかなり大きくなってしまうのです。

もちろん自動車税をたて替えたとしても、のちにその車が売れた場合は、月割りの自動車税額を次のお客様に請求します。

そうだとしても、車が売れるまでの期間の自動車税は買取業者の負担になりますので、やはり買取業者のリスクが大きいことには間違いありません。

車買取業者が「一時抹消登録」で車を買取る場合

あなたの車を陸運局で一時抹消登録手続きする前提で買取りする業者もいます。

一時抹消登録手続きすると、これまであなたが乗ってきた車の名義を抹消できますが、車検の残り月数までも抹消されてしまいます。

つまり車検の残り月数がどれだけあったとしても、車検なしの車になってしまうのです。

ただ一時抹消登録手続きをすると、車検がないわけですから、車検の残り月数がなくなるのを気にしなくていいですし、年度ごとの自動車税も発生しませんので、買取業者がお金をたて替える必要はありません。

しかも車を次のお客様に販売するときは、車検・整備費用を請求することができるため、買取業者からすると一時抹消登録手続きされた車を販売するのはお得なのです。

車の買取りは車検が切れる1ヶ月前程がベスト

車検の残り月数がたくさんあったとしても、大きなプラス査定にはならないことはお伝えしましたが、車検に合格したばかりの車を、すぐに買取りに出す方はそれほど多くないでしょう。

では車検残りがどれくらいのときに買取りに出すのがベストなのか…、それは車検が切れる1ヶ月程前です。

せっかくあなたが車検費用を支払って車検に合格したのですから、車検有効期限が切れるギリギリまで車に乗るべきですし、車検の残り月数が1ヶ月だと、車検・自賠責保険ともにプラス査定はありません。

ちなみに車検が切れた車を買取り出す場合も、車検切れの車だからといってマイナス査定を受けることもありません。

ただ車検が切れてから車を買取り出した場合は、車を自走させることができませんので、買取業者のレッカー車に積載するか、仮ナンバーを申請・取得して車を動かすことになるため、別途費用が必要になる可能性があります。

そうならないためにも、車検が切れる1ヶ月程前をメドに車を買取りに出すことがベストだといえるのです。

車検が切れる1ヶ月前だと、次の車検を受けることができますが、車検を受けてから車を買取りに出しても大きなプラス査定にならないことは、この記事をお読みのあなたが一番よく分かっているはずですね。

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車買取は車の一括査定サイトを使えば高価買取が可能

車検の残り月数がたくさん車は、あなたが思うほど大きなプラス査定にはなりませんでした。

そのため車検が切れる1ヶ月程前に、車を買取りに出すことをおすすめしましたが、車検から月数が経っていると、車検の残り月数に関してマイナス査定を受けることはありませんが、消耗部品などの交換時期が近づいていることでマイナス査定を受ける可能性はあります。

これらの車を高価買取してもらうために利用をおすすめするのが、ネットを使った「車の一括査定サイト(無料)」です。

一括査定サイトを使って紹介してもらった買取業者は、他の買取業者の買取金額に負けないような査定金額をつけてくれますので、どこの買取業者も比較的高い買取金額をつけてくれます。

もしあなたが車検の残り月数がたくさんある車を買取りに出す場合、一括査定サイトを利用して紹介してもらった買取業者であれば、大きくプラス査定してくれる可能性が高いです。

車検の残り月数がたくさんあるということは、国の保安基準に満たした車ということで、買取業者もある程度安心して車を査定してくれますよ。

車検の残り月数が少ない車だと、確かに消耗部品の交換が必要でマイナス査定になる可能性はありますが、消耗部品の交換は買取業者の自社工場や提携工場にかかれば、かなり安い値段で済みますので、その分あなたの車を高価買取できるのです。

このように一括査定サイトを利用すれば、車を高く買取りしてくれる業者を紹介してもらえますので、ぜひ一括査定サイトを利用してみてくださいね。

詳しくはこちらをどうぞ。

あなたの愛車を一番高く買い取ってくれる業者を調べてみる(無料)

さいごに

今回は、車買取で車検の残り月数によって、査定に影響するのかについてご紹介しました。

車買取のときに、車検や自賠責保険の残り月数があるとプラス査定になるため、買取金額に影響を与えます。

しかしプラス査定金額の決定は、各買取業者の裁量によりますので、車検の残り月数がたくさんある車を高く評価してくれる業者もいれば、そうでない業者もいます。

つまり車検や自賠責保険の残り月数があるからといって、大きなプラス査定を期待するとショックを受ける場合もあるのです。

そうなると車を買取りに出すのは、車検が切れるギリギリのほうがいいでしょう。

車検がギリギリでも、車検が切れてからでも、マイナス査定にはなりませんからね。

車検の残り月数がたくさんある車も、もうすぐ車検が切れそうな車も、車の一括査定サイトを利用すれば高く買取りしてもらえますよ。

今回の記事を参考に、車買取で車検の残り月数によって査定金額に影響を与えていることを知っていただき、できるだけ車検有効期限が少なくなってから車を買取りに出しましょう。

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